とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Monday, March 29, 2010

官僚の陰謀

先頃、民主党政権により各官庁の事業仕分けなるものが実施され、その様子(の一部)は公共の電波を通じて全国のお茶の間の届きました。しどろもどろで要領を得ない答弁を繰り返す官僚をバッタ、バッタと斬っていく蓮舫議員の姿にスカッとした大衆の皆さんも多かったのではないかと思います。

で、結果↓

当初目標/ (たった)3兆円
見直し/ (もっと少ない)1.7兆円
実際の予算への反映額/ (さらに少ない)約9,662億
2010年度一般会計総額/ 過去最高92兆円超(スゲー)


ところで、(高級)官僚は我が国の俊才ばかりの集合体だ。そして、そのリソースの全てを官僚機構のために捧げている(多分)。一方、政治家は官僚OBや帝大出身者もいるが、どこの骨とも分からない人材もいて、リソースの多くを選挙活動に費やさねばならない。従って、政治家は政策の策定及び実行面で官僚に敵うはずがない(と思う)。

天下り(個人的に天下り自体悪だとはコンキチは思わないし、民間企業だってやってる)は大分前から問題になっているというのに、一向に解決する様子がない。官の無駄遣いも劇的に減った印象はない(イメージ)。

官僚が自らの体たらくを全国ネットで放映するのは、大衆を油断させるための演技ではないかとコンキチは常々考えています。自分達が劣勢にある姿を見せて大衆を油断させ、改革が進んでいるじゃないかという錯覚を起こさせる。そして、実のところ何も変わっていない or 枝葉を軽く斬って終わりにして根幹は揺らがずっていう感じ。

官僚のうだつのあがらない答弁は大衆の不満のガス抜きのための演技でしかなく、結局、大衆と政治家は官僚の手のひらの上で踊らされる孫悟空のような気がします。そういっことを前提にしてライププランを立てたいと考えているコンキチは、根性の曲がった人間でしょうか?

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Sunday, March 28, 2010

Dr. Nightmare

橘玲の新作「亜玖夢博士のマインドサイエンス入門」を読了しました。テーマはタイトルにもある通り、(多分)脳科学です。

ところで、素人がサイエンスを評論することは難しい。

因に、コンキチは(一応)(有機)化学が専門であるので、「化学」的話題に対しては、それなりにツッコミを入れることが出来ます。
ただ、専門知識があっても、その人のレベル、信条、detailによって、ツコッミ所の正否に対する認識が異なるであろうことは留意すべきでしょう。
そして、近代科学は、複数の専門領域を融合することによって成り立っている場合も珍しくはなくなっています。
(ある一つの)専門家でも正しいツッコミを入れることが困難となった現代社会において、素人が正しいツッコミを果たしていれることができるのだろうか?

なんていうことを考えながらこの本を読みました。

閑話休題

まあ、そんなめんどくさいことは置いといて感想書きます。
脳科学スーパー素人級のコンキチはこの書籍のマインドサイエンス的な部分はチンプンカンプン チンプンカンプン イェーイっていう感じなので、その辺はおいといてメモしてみましょう↓

前作の経済学入門は(流行りの)行動経済学に主たるスポットを当てた作品と思います。で、それに続く本作が脳科学を話題としていることは、必然的流れかなとまずは思いました。両者の共通キーワードは「感情」と思います。それから、心理学というと神学的な匂いが残っているように感じるのですが、脳科学とは心理学をけっこうサイエンスに昇華させたモノという気がします。

で、本書は脳科学のトピックスを題材としたブラックユーモア小説ですが、ラストはブラック感を幾分緩和させる日本人好みの仕上げになっています。物語は全5編↓

認知心理学
「ひきこもりの原因は、自分が思う自分と他人が思う自分が食い違っていること。それなのに、自分を他人の評価に合わせるのは難しい......」
→解決法「夢を実現すること」
これでひきこもりも撃退。ブラボー

進化心理学
人間界の出世競争は、サル山のボスザル争いに近しいそうです。

超心理学
キーワードは「変性意識」。変性意識は、時空間の変容、高揚感、全一性を伴う半覚醒状態。変性意識下では様々な不思議体験(神、天使、幽霊などに出会う心霊現象)。但し、その不思議現象は脳のなかのただの幻影だそです。ちなみに、幽体離脱は平面の視野情報を三次元に置き換えているだけらしいです。

洗脳
なんて甘美で素敵な響きなんでしょう。騙され易い人は、騙されることを欲している。そして、いったん信じてしまうと、脳は自分の判断を合理化しようとして、信念に反する情報を拒絶してしまうといいます。
(あと、人の記憶はあとから簡単に書き換えることが可能だそうです。)

人口生命
ナノテク(nanotechnology)の究極の未来像を描くSF


橘小説にはが素晴らしい「毒」がまぶされている。そしてその「毒」は役に立つ(と思う)。ところで、コンキチは橘玲のファンで、氏の金融を題材にした著作に感銘を受け、今や信奉者と化しています。はっきり言って、ボクはタチバナ教の教えを拝する信者で、多分、橘氏の次回作がトンデモ本的内容であっても信じてしまうと思います。これが「洗脳」されてるってことなのかななんて思いました。

ただ、本書をはじめとして橘玲作品は面白くてためになる(と思う)ので、「洗脳」されてみるのもいいのではないかと思います。

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Saturday, March 27, 2010

ダイヤの経営者には失望した

←昨日は、アキバのヨドバシカメラに入っている<CHABUTON>に行ってラーメン食ってきました。

-メモ-
食べたもの/ ちゃぶ屋流とんこつらぁ麺 (700 JPY)
食べた感想/ マイルドで口腔に馴染むoily感がる。穏やかに漂う獣臭も悪くない。博多細麺はとんことラーメン様の真の細めんストレート。で、適度にシコシコ、ツルツルしていて、あっさり系のスープを絡めるのに◎。麺の味は良い意味でスナック感を想起させる、真スナック系?あと、フライド エシャロットがあったので振りかけてみたんだけど、これがまたスナック感を増強する優れもの。旨かった。
その他/ 従業員の教育もしっかりできているようですね


ところで、池田信夫blog part 2のこんな記事が↓

see http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51396247.html

週刊ダイヤモンドと言えば、週刊東洋経済と並んで我が国の(大衆向け)経済週刊誌の二大巨頭というのが世間一般的な見方かと思いますが、それは間違いで、ダイヤの方が圧倒的にレベルが高いです(東洋経済はバカっぽい記事が多すぎるし、電子書籍市場への進出においても後塵を拝している)。

日の本一の(大衆向け)経済週刊誌の雄が、「電子書籍と出版業界」という特集記事を直前に日よって没にしたそうだ。

正直、ガッカリした、ダイヤの硬派なイメージ丸つぶれだ。確かに、自己批判は勇気がいるし、困難だろう。でも、日よるんだったら最初からやるなよって感じだし、そういった壁を破った先に、光明があると思うんですけど.....っていうか、ダイヤガ出版業界のダメさ加減を本気で言及したら、コンキチのダイヤに対するロイヤルティはますます堅固なものになったであろうに。所詮、ダイヤも偉そうなこと言ってる割には意外と普通の会社だったんだなと思えて残念です。

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Monday, March 22, 2010

就活の掟 (2)

twitter経由でこんなサイトを発見しました↓

大卒新卒者の採用面接官してたけど質問ある?

これ、かなり良く出来てると思います(一部同意できかねるところもあるが)。
全ての就活生は参考にすべきと思いますね。

昨今の就活残酷ショーをみていると、ドツボにはまってる人って、コンキチからみると就活パラノイアにみえてしまいます。なんていうか、

就職活動に自分探しを重ねたり、
凄い数の会社にエントリーしたり(自己満足?自分に酔ってるの?)

ってな感じで笑えます

とりあえず、上記リンクには必要最低限の就活におけるルールが記述されているとコンキチは思いました。


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Saturday, March 20, 2010

紙の価値

青空文庫をPDF化してKindleに移植することに熱中しているコンキチです。最近は、青空文庫の源氏物語 (紫式部著、与謝野晶子訳)と半七捕物帳 (岡本綺堂)を愛読しています。あと、最近映画化された太宰治の人間失格もコンキチのKindleには搭載済みです。

青空文庫に掲載されている著作権切れの作品の単純な情報としての価値はフリーだ(勿論、文学としての価値はゼロでないことは言うまでもない)。

一方、こうした著作権切れの作品というのは、書籍として有料で販売されています↓

源氏物語 1-5 (角川文庫)/ 3,780 JPY (total 2,454 pages)
半七捕物帳 1-6 (光文社時代小説文庫)/ 4,080 JPY (total 2,629 pages)
人間失格 (集英社文庫)/ 270 JPY (205 pages)

で、こういった著作権切れの紙媒体にお金を払う人は、紙という媒体自体に付加価値を見出しているわけだ。確かに、紙には高い利便性がある。特に、文庫はコンパクトで、携帯に便利だ。そして、Webやkindle等に代表される電子書籍リーダーが持つ欠点 - 電源 or 充電が必要、目的の頁を一気に探す際の動作が緩慢 - がない。また、専門書(特に教科書)を読む場合によくみられる(と思う)、頁間の頻繁ないったりきたりをすう場合、電子書籍は致命的に使い勝手が悪い。

そんな感じの理由から、紙に相応の付加価値を見出すことができると思う(勿論、デメリットもある)。では、紙の付加価値っていくら?ということなんですが、上述した著作権切れ作品の経費っていうのは、もはや輪転機?を回すくらいのものと思います(既に有名だし、教科書とかでも宣伝されてるし、マーケティングの必要はないでしょう)。

上記著作権切れ作品の頁毎の紙の価格を考えてみることで、紙の価値というものが少しは見えて来るのではないかと思います。あと、文庫本とハードカバーの価格差を考えると見栄の価値なんていうのも見えて来るかもしれないなんて夢想しています。

あと、気がつけば、Kindle for MacがAvailable nowになっていたので、早速ダウンロード&インストールしてみました。

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Sunday, March 14, 2010

就活の掟

なんか最近就職氷河期の再来なんていわれてるらしいですねちなみにコンキチも一応就職氷河期世代らしいです(1999年卒)。

先週、TV観てたら、大学4年生の就活の話題をやってました。数十社から百社超の会社の面接を受けても内定ナッシングな学生さんの顔を全国ネットでさらしてしまうという残酷ショーです。

で、この就活ドキュメントをみていたら、自分の就活をちょっと思い出しました。はっきり言って、コンキチの就活はあっさりした淡白なものでしたね。研究室の指導教官は、地方大にしては、マニアックな分野でけっこう有名な先生で、産学協同にもかなり積極的でした。所謂、就職がいい先生です。

でも、先生に「君が就職したい会社のリストを持ってきてみなさい」と言われて、香料会社ばかりを列挙して持っていったら、「僕には力になれないなあ」なんてばっさり切られてしまったりもしました(しかも、香料絡みの仕事してるくせに)。それがM1の12月くらいかなあ?軽くがっかりしましたが、とりあえす香料会社及び匂い系の会社に片っ端から葉書を出しまくりましたね(っていっても10社くらい)。

その時、先生からはク◯レとか(当時の)山之内◯薬なんかどうか?と言われましたが、コンキチは力強く香料業界にいきたかったので断りました(助手の先生に相談したら、絶対ク◯レをお願いした方がいいと言われましたがね)。

で、結局先生のスペシャルなコネクションはナッシングで就活してみました。まず、肩ならしにライオンの会社説明会に行って、後日研究内容のレジュメを送付したんですが、ばっさり切られましたね(でも、一つ上の先輩と二つ上の先輩も研究内容が自社と合わないと言われて断られたと言っていたので、あまり気にしませんでした)。

次に本命の香料会社の会社説明会をを立て続けに二社行って、そのうち一社からは入社試験の通知がきました。でも、もう一社の方が、会社説明会と筆記試験と1次面接がセットで、とってもトントン拍子に話が進んじゃって3月半ばには内々定を貰えた。その後、他の香料会社からも会社説明会の通知とかが届いたんですが、その時点でコンキチの就活は終わりました。理由は、学会発表の準備でも忙しかったし、一番最初に決まった香料会社に就職するって決めてたから。でも、もっとつっこんで就活続けてたら人生変わってたかなと思って、就活をあっさり辞めてしまったことを今ではけっこう後悔してます。

まあ、自分、就職活動において三社としかリアルに関わってないんですよね。で、就活がM1の3月中旬には終わった。これが意味するものは何か?

っていうか、就職活動において重要なのは、「自分がこの会社に入りたい」という極めて自己中心的な熱意ではなくて、「僕を採用したら、こんなメリットがありますよ」というころを説得力をもって相手に刷り込むことが重要なんだと思いましたね、よく巷で言われているように。

コンキチは、

a) 香料がらみの仕事(研究)をしていた
b) 先生がけっこう有名
c) 体育会系のサークル(っていうか部)に所属=体が丈夫、体育会系なので年功序列(一般的な内資系企業の特質)を受け入れる下地がある
d) 一応、国際学会(日本でやったやつ)で1回発表(ポスターだけどね)して、論文を1報投稿(既に廃刊になってるけど、一応英文誌)したことをアピールできるかなと思った。一応、研究室で仕事をしているという証明になる。

っていうのが、香料会社就職に際して有利に働くのではないかと思って就活してましたが、結果として予想以上に大当たりしたようです(まあ、実際にどのへんが評価されたかは分かりませんがね)。


ところで、今はめっきりテレビゲームをしなくなったコンキチですが、若い頃(中学-大学3年)は、ご多分に漏れず、ファミコンとかプレステをプレイしてました。で、コンキチが一番好きだったゲームは「エリパチ(エリア88)」でした。新谷かおるの同名の漫画をゲーム化したもので、主要登場人物であるシン、ミッキー、グレッグを選択してプレイできます。コンキチは原作でミッキーが大好きだったので、プレイヤーはミッキーをチョイスし、戦闘機はミッキーの愛機であるトムキャット(F-14)をセレクトしてプレイしていました。

ところで、ゲーム「エリパチ」の最後から2番のステージって、YF23 STEALTH RAYかF200 EFREET (「ファイヤーフォックス」という映画に出てくるソ連の最新鋭戦闘機という設定)じゃないと絶対クリアできない仕組みになっています(ちなみに、ファイナルステージは意外にもトムキャットで攻略可能。コンキチはトムキャットでクリアしたことがある)。で、これがこのゲームを攻略するための要諦であり、ルールなのです。で、いくらシューティングゲームの才能があっても、この絶対ルールに従わなければ、全面クリアはできません。

これって、就活でも一緒だよね例えば、研究職に就きたかったら修士は必要とか、高級官僚になりたかったら少なくとも国家一種に合格しないといけないとか。教師になりたかったら、教育学部をでて教員採用試験に合格しないといけないとか。

まあ、大学全入時代をむかえて大卒人口が増加していますが、それに一対一対応して企業の採用枠も増加しているわけではありません。っていうことは、席取りゲームからあぶれる人間が増えるのは必定。しかも、一般的な内資系企業は年功序列だから、給料は年齢に応じて増える。ということは、高校生未満の学力しかないスキルの低いバカだ大学の学生を採用することは圧倒的にコスト高となる。それとは反対に、より能力があって、自社のニーズをより満たす人材にオファーが行くのもまた真実でしょう。


就活って、自分という商品を企業に売り込むゲームなんだよね。ドラクエとかFFとかでは、ゲームでラスボスを倒すために、戦闘経験を積み、戦闘スキルを高めます。就活も似たようなもので、意中の企業に採用されるために必要な能力を身につける。これが重要と思いますね。しかしながら、教育学部以外の文系学部は、スキルの獲得に関して明確な戦略がないように感じる。っていうか、何が必要かさえも分かんないんじゃないの?


ところで、ゲームにはガイドラインとして攻略本があります(コンキチは使ったことないが)。で、就活における攻略本に相当するものもあるわけなんですよね。例えば、SPIの本とか履歴書の書き方とか面接対策とか。でもそれらの本は、初歩も初歩。最もファンダメンタルな部分における攻略本でしかなく、そういうのを身につけてやっとスタートラインに立てるというものでしかないと思いますね。じゃあ、もっと強力な攻略本はないのかというと、コンキチは業界専門誌とか有価証券報告書とかIR資料がよい資料と思います。有価証券報告書やIR資料は同業他社の分も読んでみるとよいでしょう。同業でもけっこう特色や給料に違いがあったりします。


さて、就活で苦戦しているとして、国内屈指の平均給料を誇るキー局の報道番組でドキュメントされてしまう三流大学の学生諸君は、就活という人生における一ステージをクリアするために、どんなマーケティング•ミックスを用意して意中の企業に臨んでいるのでしょうか?テレビをみていると、根拠薄弱な熱意らしいものしか伝わってこないんだけど。もしそうなら、ゲームのルールを理解していないとしか言いようがないと思うのはコンキチの気のせいでしょうか?

なんてねでも、ゲーム感覚で就活に臨んだ方が、精神衛生上良さげな気がするけど。

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Sunday, March 7, 2010

化学は萌えているか

Chem-Stationさんの化学者のつぶやきに詳しいですが、JOCの表紙が萌えていますね(see.http://www.chem-station.com/blog/2010/02/post-149.html)

「化学」と「萌え」。一見するとなんの関連も見出せなさそうですが、ちょっと思いつきました↓

「化学」って自然科学の中では、けっこう女子が多いです。で、白衣-眼鏡-理系-女子ってちょっと萌えると思いませんか?(個人的にコンキチは、眼鏡には萌えません)。


ま、どうでもいいですよね。

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世の中は「投資」によって構築されているんだよ

コンキチの大好きな作家の橘玲氏は、社会をこう喝破します。

我々が日銭を稼ぐ手段は、労働市場と金融市場しかないと。

これはどういうことかというと、人的資本に投資するか、金融資本に投資するかということで、結局、我々は投資することなしには生きていけない社会に生まれ落ちたということを示唆しているのだと思います(っちうか、昔からそうか)。

だったら、地球上に住む全ての人々は、全て個人投資家なんだねなんて思う、金融資産への積極的投資歴6年で、まだ(所謂金融)市場から退席を宣告されていない、二流大出のなんちゃって研究員なのです。


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