とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, November 13, 2011

Tropylium Ionの新展開

先日、御徒町の蒙古タンメン中本に行って蒙古タンメン(770 JPY)を(初めて)食べてきました。

で、その感想です↓

-蒙古タンメン memo-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
味噌ラーメン(タンメン)に辛めの麻婆豆腐(挽肉無し)を載せた商品。麺は白色の中太で微弱にウェーブ。十数年前のリンガーハットのチャンポン麺とうどんの中間の食感か?甘めの無難な味噌ラーメンに麻婆を載せた安直なラーメンは普通に美味しいけど、ただそれだけで特筆すべきことはない。アンは硬めで(形崩れ防止?)好みではなく、大量に入っているキャベツは茹で過ぎで食感悪く邪魔。再訪しようとは全く思いませんでした。
後日、サッポロ一番ミソラーメンに挽肉無し麻婆豆腐載っけて食べたら普通に美味しかったですけど、蒙古タンメンも、味の相性のみに依存したその程度のレベルのラーメンと思いました。


閑話休題


今年上半期に読んだ文献のメモです↓

Tropylium Ion Mediated α-Cyanation of Amines
J. Am Chem. Soc., 2011, 133, 1260-1262.

aromatic cation (シクロプロペニウムカチオン)を用いて反応開発してきた著者らが、今度はトロピリウムイオンに目をつけました。で、本報は、トロピリウムイオンでアミンをイミニウムイオンに酸化し、そこのCN-を作用させてアミンのα-位をシアノ化するというお話です。


ちなみにこのトランスフォーメーションをDDQ, KCN, !8-C-6で行うと、α-シアノ化はベンジル位が優勢となります(C-H結合の結合解離エネルギーからはベンジル位での反応が期待される)。

で、著者らはトロピリウムイオンとDDQを使った場合の選択性の相違は、下図に示すようなelectron donor-acceptor complexを仮定すると上手く説明できるのではないかと考えています(electron donor-acceptor complexは、J. Am. Chem. Soc., 1989, 111, 2954.で報告されているらしいです)。


あと、こんな基質ではaza-Cope転位が起こります↓

(トロピリウムイオンによるN-アルキル化はジフェニルの立体障害により抑えられると著者等は考えている)

トロピリウムイオンの電子的・立体的チューニングや他の官能基導入とかが今後の展開としてあるのかな?


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