-陳麻婆豆腐 (1,944 JPY) + ライス (216 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
Spicy braised tofu and minced beaf in casserole (Very hot)と書いてあったのでで注文すうかどうか逡巡しましたが、頼みました("陳"の名を関する麻婆豆腐はもの凄く辛いのがある)。
S&B食品のテーブルコショー様のspicy noteが強烈。山椒の香りもやんわりと香る。
お豆腐は絹。エッジの立った濃厚body。決してベトベトしているわけではないoilyさ。辛さは(ボクの感覚だと)日本人基準の辛口。(日本人的に)けっこう辛くて良い。山椒の清涼感のあるシビレが心地よい。
商品説明に「山椒•唐辛子を使った本格的な辛さの四川成都式牛肉の麻婆豆腐です」なんて書いてあったけど、大分日本人仕様にモディファイされてるね。
食後に烏龍茶(ややマイルドでキリッとしている)が供される。
cf オレの中で麻婆至上最も辛かった麻婆→陳麻婆豆腐ランチ (http://researcher-station.blogspot.jp/2015/05/co-2.html)
閑話休題
ダン•アリエリー教授の「ずる―嘘とごまかしの行動経済学」のメモの続きです。
最近の(2015-2016)の企業不祥事ってどんなものがあったかなと思って、ウィキペディアを覗いてみたら、こんな感じでした↓
•タカタ エアバッグ不具合 (2015)
•東洋ゴム 免震パネル試験データ偽装 (2015)
•旭化成建材 杭打ち工事データ改ざん (2015)
•東芝
•三菱自動車 軽自動車燃費不正表示 (2016)
こうした大企業の不祥事に較べれば、個人の些細な"ずる"なんていうものは可愛いものかもしれません。世間話で、昨日のゴルフのスコアを多少下駄を履かせて話したり、市民マラソンのタイムを多少盛って話したりすることなんて、なんて可愛らしいんでしょう。
まあ、確かに毒にも薬にもならない罪のない"ずる"はあるでしょうが、もう少しハイグレードな"ずる"を犯すのは厳に慎んだ方が良いようです。例えば、ブランドのコピー商品です。ニセモノをそれと知りつつ身につけると、道徳的な抑制力が幾分弱まり、その結果、不正(もっと大きい"する")を犯しやすくなるといいます。ついでに、他人のこともあまり正直でないと見なすようになります(実験結果から例証された)。
偽ブランドを意図的に身につけて周囲に対する虚栄心を満たすのは、決して褒められたことではばいけれど、滅茶苦茶大きな罪というわけでもないでしょう(多分、日本の法律では個人使用目的の購入で刑事罰は問われないはず)。
でも、
a) こういった"ずる"を一つ許容し、それが定着し、
b) 「どうにでもなれ効果」も手伝って、
(どうにでもなれ効果: 何かのきっかけで約束をやぶると、その途端に「これまでした努力など無駄だ」と感じてしまい、全てをを諦めてしまう)
c) その結果、道徳的規範が緩んで(自分の全体的な不正直さの水準が高まったという自己シグナリングを発し)、
d) それをもとにつじつま合わせ係数を大きくして
e) もっと大きい"ずる"に手を染める。例えば、
としたらどうでしょう?
こういった観点から、著者は
(多分、ちょっとした)不正行為をとるに足りないものと片づけるべきではない
と主張します。初めての不正行為(抽象的だけど)は、その後の自分自身や自分の行動に対する見方を形成するうえで、特に大きな意味をもつと著者は警告します。
なので、
最も阻止すべきは最初の不正行為
なのです。
ボクの個人的な感情論に基づいた見解によれば、(大)企業の組織的不祥事とか全部そうなんじゃねーのって思います。小さい"ずる"が伝染して組織に広まり、段々エスカレートしていく。心情的には完璧に定説です。というわけで、ちょとした不正行為をないものと片付けるべきではないのです。人(一個人) なんて弱い存在だから。
以上、二流大出のテクニシャン(研究補助員)の読書感想文でした。
まだつづく.....(次は、社会集団における社会規範として、ごまかしが受け入れられるメカニズムを解き明かす一助となる興味使い実験のメモなどです)
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