-谺 (熱燗) (350 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
特に可もなく不可もなしのおサケです。
-まぐろさしみ-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
厚めに切り出された赤身は瑞々しく、口に中でハラハラと解けていく(自身ないけど、メバチマグロでしょうか?)。薬味の山葵は多分本山葵。あとレモンが添えられている。で、驚いたのが、レモンの酸味と赤身がけっこうよく合う。大根のツマは少し太めに切り出されていて歯ごたえが楽しめる。
-どぜう丸煮-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
泥鰌と薄めにスライスされたささがきごぼうの煮物。ツユは甘く、薄めの味付け。泥鰌一匹を丸々口の中に放り込んでいく醍醐味はいいね。比較的素に近いであろう泥鰌の味を楽しめるのが良い。あと、牛蒡と泥鰌ってよく合うなって思った。ささがきごぼうは苦手なんだけど、かなり薄く小さく削り出されたものは、なかなか良かったです。牛蒡の
土臭くてbodyの強い風味がアクセントとしてGood。
ツユは最初からぬるい状態で提供される。ボク的にはアツアツの方が断然好きだな。
-肉豆腐 (450 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
「どぜう丸煮」とは違って、かなりアツアツの状態で提供される。味はあまり染み込んでいない。っていうか、殆ど染み込んでない。豆腐は不恰好な形に切り出された木綿で、その見てくれとは裏腹に、抜群に旨いレベルで、味、歯応え共に秀逸。
お肉の方は、けっこうくさ味が木になるレベル。
-カレーそば (700 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
しっとり感、ツユとの調和、それから蕎麦のちょい溶け感が出ていて悪くない。居酒屋でこのクオリティなら充分か。
店内は古風ながら小綺麗で、けっこう広い。テーブル席の他に小上がりの座敷が幾つかある。清潔感のある和的な雰囲気を楽しめる佇まい。但し、さっぱり分煙されていないので、近傍で煙草を吸っている人がいると少し残念な気持ちになります。
禁煙キャンペーンのポスターがあまり目立たないところに貼ってあって、ちょっとうけます。
閑話休題
ども、(自称)Apple信者のコンキチです。
Appleと言えばiPhone。iPhoneと言えばアプリ。みなさん、iPhoneアプリ使ってますか〜?
ボクは、化学クラスタの端くれとして、ACS Mobile (powered by American Chemical Society)を愛用しています。
新着論文をチェックするアプリは他にもあるけど、老舗だけあってACS Mobileが一番使い勝手がいいと思います。化学クラスタのキラーアプリと言っていいんじゃないでしょうか。iPhone 3G登場からもうすぐ10年。化学アプリもいろいろリリースされてきたと思いますが、ボク的には、ACSの巨大なコンテンツをバックボーンに持つこのアプリは、長きに渡って化学クラスタ最強アプリの座に鎮座していました。
しかし、およそ半年前、とうとうACS Mobileを打ち負かすアプリとの邂逅を果たしました。その名は、
TLC Chemistry Tools
無料アプリです。
名前の通り、有機合成実験化学者にとって、最も馴染みの深い簡便かつ基本的な分析法であるTLC (Tin Layer Chromatodraphy)向けアプリです。その機能は(ざっくり言うと)、
i) TLCプレートの選択的画像取り込み
ii) Rf値自動計算
iii) レポート出力
です。
はっきり言って画期的なアプリと思います。ボクはいままでTLCをあげたら(展開したら)、板をコピー機でコピーして実験ノートに貼り付けていましたが、TLC Chemsitry Toolsを使いまじめてからは、iPhoneで撮影したTLC画像をプリントアウトして実験ノートに貼り付けています。これでコピー機を発色剤が付着したシリカゲルで汚すこともなくなりました。正に、ボクにとっては、
神アプリ
なのです。ついでに、漢字Talk 7.5を彷彿させるアイコンデザインに、往年のマックユーザーは涙することでしょう。
以前はTLCプレートをコピーするのが嫌で嫌で仕方がありませんでしたが、今では、"どんとこいTLC分析"というくらいTLCプレート画像を実験ノートに貼りたくて貼り付けたくて仕方ありません。他人のあげた(展開した)TLCも自分の実験ノートに貼り付けたいくらいです。
さて、TLC Chemistry Toolsへの賛辞はこれくらいにして、その使い方を簡単に紹介したいと思います。
1st Step 画像取り込み
→ →
(1) アプリを起動するとGalleryが立ち上がる(左の画像)。
(2) Galleryの"+"をタップすると真ん中の画像のようになる。
(3) 真ん中の画像のアイコンをタップすると撮影モードに(右の画像)。撮影されるのは赤く囲まれた部分。アプリは積極的に長方形状のものを補足しようとする。目的のTLCブレートが赤で覆われたとことでキャプチャー(撮影)する。
2nd Step 画像編集
→ →
(4) 撮影すると左の画像に(下にスクロールしたのが真ん中の画像)。撮影するたび、アイコンの左側に写真が貯まっていく。
(5) 「Crop」ボタンを押すとトリミングモードに(右の画像)。四隅の"◯"を動かして不要な部分をトリミングして"Complete"(この機能はまず使わなくてオッケー)。
3rd Step Rf値計算
→
(6) 「Modify」ボタンを押して左の画像へ。上下の△▽マークを動かして、Rf値算出に不要なエリアを赤くする。 アイコンをRf値を算出したい目的のスポットにドッラグしてBack。
(7) Rf値が計算されている(右の画像)。最初からRf値がオートで計算されている場合もある。
4th Step プリントアウト
→
(8) 「Export」ボタンを押しと左の画面に。"ScreenShot"を選択するとスクリーンショットが保存される(右の画像)。
(9) 画像をメールでPCに送り、適当な大きさで印刷する。ボクは、ワード(MS Word)に印刷の向きを横にして貼りつけて
以上が、ボクのスタンダードなTLC Chemistry Toolsの使い方です。
日付、移動相、Noteの入力欄があって、TLCのデータ管理メモも充実していると思います。
どうですかこのアプリ、実験化学者的にとって、かなりイケてると思いませんか?
このアプリの普及活動に人生の一部を捧げたいと思う、二流大出のテクニシャン (研究補助員)の化学アプリ覚書でした。
P.S. TLCプレートを手書きで実験ノートに描いている不心得者がいるけど、手書きのTLCの画って多くの情報が欠落してしまうので、ホント勘弁して下さい。
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