三井不動産のお膝元、東大のサテライトオフィスだってある柏の葉キャンパス駅から程近い所にあるレストランでランチしたときのメモです。
住所:柏市若柴350-1
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
花弁様の香り。
ケミカル・ノート。
タンニンは全く感じなかったけど、果実味と酸味がよく出ていて悪くない。
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
ハンバーグ、ヒレカツ、海老フライの盛合せランチ(だと思う)。
ハンバーグはちょいキック(肉感)があって、しょっぱめでうっすら山椒の香味がするソースが特徴的。
カツとフライの衣は重たくなくって、しっとりした感触。
ヒレカツは淡泊で満遍なく軟らかく物足りない。ソースは、程よく酸味の効いたちょい甘ソース。
海老フライの身の張りは普通。こちらはタルタルソースで。
お新香はお茶っぽい味も。
閑話休題
こんな論文を読んでみました。
Ethano N,N-Dicyclohexylphosphoramidite: A Capping Reagent for
Solid-Phase Oligonucleotide Synthesis
J. Org. Chem. 2026, 91, 2755−2762.
徳島文理大学の張先生のグループからの報告で、SPOS (Solid-Phase Oligonucleotide Synthesis)におけるキャピングに関するお話です。
ホスホロアミダイト法によるSPOSに於いて、カップリングが失敗したショートマーをキャッピングするステップは、目的の鎖長のオリゴの分離・精製を容易にるために非常に重要な工程です。
で、無水酢酸をキャップ化剤に使用する(無水酢酸のTHF溶液(所謂Cap A)とN-メチルイミダゾールのTHF溶液(所謂Cap B)の組み合わせ)のがスタンダードなんですが、良からぬ影響が出る場合があることが明らかになっています。
例えば、N2-アセチルグアニン、N2-アセチル-2,6-ジアミノプリン、5-アミノ-4-ピリミジニルイミダゾールといいった核酸塩基が副生したりします。
また、アセチルキャッピングは少量の脱トリチル化とそれに続くアセチル化を引き起こし、フルレングスオリゴの収率低下につながるといいます。 ということで、副生成物の生成を抑制するキャッピング試薬があるといいわけです。
さて、ホスホロアミダイは5'-水酸基と定量的に反応するので、無水酢酸に代わるキャップ化剤として幾つかのホスホロアミダイトタイプのキャッピング試薬が開発されてきました。
具体的には、DDP、UniCap、methacrylamidephosphoramidite、Lipocap、コレステロールホスホロアミダイトなどです。
DDP は無水酢酸と比較してフルレングスオリゴの収率向上とショートマーの副生低減に効果的であるそうです。
UniCap はマイクロアレイ上でのオリゴ核酸合成用に開発された試薬で、無水酢酸の使用が難しい場合に採用されると言います。
methacrylamidephosphoramiditeはキャッピングしたショートマーを重合を介して除去する試薬で、 Lipocapとコレステロールホスホロアミダイト はキャップ化したオリゴ核酸の脂溶性を増強し極性の違いを利用してショートマーの分離を容易にします。
本報では、カップリングで使用するホスホロアミダイト(よりも高活性なキャップ化剤が理想的 であるという考えの基、 エチレン架橋したコンパクトな環状構造によってリン原子周りの立体をスッキリさせた新規ホスホロアミダイトタイプのキャップ化剤としてN,N-ジシクロヘキシルホスホロアミダイト (EDCP, Ethano N,N-Dicyclohexylphosphoramidite)を開発しました。
EDCPは結晶性の固体で、室温下で安定、ハンドリング優れ、アセトニトリルに対する溶解性も申し分なく(2.4 M)、反応性も高いときたとってもいいヤツです(1級及び2級水酸基を無水酢酸やDDPより高効率にキャッピング 出来る)。
なんか、シクロへキシル基が二つ付いて嵩高いんじゃないの?と思うかもしれませんが、安心してください。ホスホロアミダイトのアミノ基部分はキャッピング能に影響しないので(アクティベーターで置換された後で5'-水酸基の置換反応が進行するので)。
やっぱ、粉物で安定性がいいのはポイント高いですね。DPPやUniCapは液体で加水分解し易く、DPPは使用前に蒸留が必要で、UniCapは冷凍保管が推奨されているそうです。
ハイ。それではそんなイケイケのEDCPのキャップ化能がどれほどのものか概観してみましょう。
著者らは、CPG-T9に先ずキャピングを施し、Tとのカップリング、酸化、脱トリチル化を行い、カップリングがどれだけ阻害されているかでキャッピング能の評価を行いました。
キャッピングが上手くいけばT9とCapO-T9が生成し、キャッピング失敗でT10が生成するといった寸法です。
アセチルキャッピング(Cap A and Cap B)、DDP、EDCPについて検討した結果はこちら↓
(アセチルキャッピングは反応時間:45 s, DPPとEDCPは濃度:0.1 MでアクティベーターにETT (0.25 M)を使って25 s反応)
アセチルキャッピングとDPPでは未キャップのCPG-T9が残りますが、EDCPキャッピングでは定量的にキャップ化されます。
ちなみに、EDCPでキャッピングした場合、CPGからの切り出しと脱保護の条件を28% NH3 aq.処理から50 mM K2CO3 in MeOH処置に変えてあげるとSN2が抑制されてT9 (80%), CapO-T9 (20%)に選択性が変化します。さらに、MeOHをより嵩高いエチレングリコールに変えるとT9 (100%)になります。
ハイ、こうしてEDCPの性能の高さが証明されたわけなんですが、著者らの飽くなき検討は続きます。より嵩高い水酸基(二級水酸基)に対するキャッピングへの挑戦です。
セレクトしたターゲットは、reverse yjumidine、(5'R)-5'-C-Me-thymidine、(5'S)-5'-C-Me-thymidineの三つで、 結果はこちら↓
二級水酸基に対してもEDCPの見事なキャッピング能が示されました。エクセレントです。
最後に著者らは四つ全てのDNA塩基を含むオリゴ核酸の合成にEDCPを適用していて、キャッピング由来の副生成物は検出されず、目的のフルレングスオリゴが CapA & Cap B使用時と同等のクオリティで取得出来ることを示しています。
いい仕事してますねぇ。
実はこの試薬、富士フイルム和光純薬から市販されてるんですよね↓










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