7月3日から7月7日は全国安全週間でした。全国安全週間は、企業の自主的な労働災害防止活動の推進と、安全意識の高揚と安全活動の定着を図ることを目的として展開される、1年のうちに1週間(より正確には5日間)だけ実施される安全意識高揚週間です。
コンキチが在籍する事業所でも毎年やっています。具体的にどういうことをするかというと、
1) ラジオ体操を始業前と15:00のに2回やる(通常は始業前の1回)。
→何故年に5日間だけ2回やるの?ラジオ体操の有意性はコンキチも認めるところなんですが、5日間だけ2回やる意味はパフォーマンス以外にあるの?因みに、研究部門の副部門長は、始業前の日々のラジオ体操さえもしないときもあるよ。因みにコンキチは小学生の時分、児童会会長をやっていたことがあって、朝のラジオ体操を(校長先生とかが校庭で挨拶するときとかに上る)台の上でやっていたことがありました。だから、ラジオ体操(第一)には一家言あるのですが、皆やる気なさそうにやってますよ、体操を。足の曲げと開きが全然ダメですね。
2) 週初に各職場における安全目標を設定し、最終日にcheck。
→主に整理整頓系の目標が設定されるのですが、最終日に軽く掃除&片付けをやって終わりです。目標を最もよく達成した職場は、なんか商品が貰えます。イマイチくんの職場は、ちょっと注意されるだけで特に制裁はありません(だって、激しく追求しすぎたら、いつか自分にも厳しい追求が回ってきますから)。
ちなみに、コンキチは学生時代にドクターコースの先輩に、「使った器具はすぐ(できるだけその日のうちに)洗え」ということを叩き込まれました。しかし、会社では「器具は暇なとき(最大1週間~1ヶ月は放置O.K.)に洗え」と教えられました。5S(整理、清掃、清潔、整頓、躾)を励行しろと宣う会社が5Sを否定する指導をするのです。正直笑えました。そもそも、上司がたまに実験することがあるのですが、使った器具は当然放置プレイです。コンキチはその器具が使いたいので(あと放置しっぱなしだと汚れが落ちにくくなるので)、「洗いますけど」というと、上司は「あー、自分でやる」と言ってまた放置プレイです(笑)。まあ、多くは結局コンキチが洗うことになるのですが.....
コンキチが居る職場の目標は「実験台の整理整頓」で毎年同じです。なかなか出来ないとか、難しいとか、永遠のテーマとかいってる人もいますが、要は「出来ない」のではなくて「(めんどくさいから)やらない」だけです。
幼少のころに親や学校の先生から「すぐ片付けなさい」と指導されたことをもう一度思い出した方が良いでしょう。
3) 安全ビデオの上映
→反復による刷り込みの有用性は認めますが、無味乾燥なビデオです。睡眠誘因に効果的です。不眠症の方はどうぞ。(因みにコンキチはパスしました。必須じゃないし) 。
4) 産業医とのメンタルヘルス相談
→鬱の相談なんか、産業医なんか、しかも社内でできませんよ。噂になったらイヤだし。しかも、産業医ってメンタルヘルス系の専門じゃないでしょ(きっと)。意味あるの?といった感じです。
etc.
以上、こんな感じです。
ちなみに、この運動は、
・主唱者/ 厚生労働省、中央労働災害防止協会
・協賛者/ 建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会、鉱業労働災害防止協会
・協力者/ 関係行政機関、地方公共団体、安全関係団体、全国安全会議、地方安全会議、労働組合、経営者団体
・実施者/ 各事業場
という感じになっていて、自主的な労働災害防止活動の推進というより、とりあえず世間様に向けた安全パフォーマンスのためにやっとけといった感じでしょうか(地味だけど)?そんな気がします。つまり、なんとなく整理・整頓して、安全に気を配っているフリをしとけってことですね。だって、安全って1週間やそこら安全活動を重点的にやりますって宣言してやるものじゃないでしょ?常に高い安全レベルを維持しなきゃいけない訳ですよ。ということは安全週間なんていう儀式(Ceremony)をやって満足していてるのはヌルすぎです。どうせ、すぐだれだれになるんだから。
まあ、安全は(建前上)企業活動における至上の金科玉条ですから。特にコンキチの従事する化学工業は、一歩間違えば大惨事(平たく言えば、爆発事故)が発生するので、口が裂けても対外的には、少しでも安全を疎かにする発言はできません。せいぜい自分が危険に巻き込まれないように気をつけましょうか。
今年の全国安全週間のポスターのモデルになっている井上和香が可愛いなと思うコンキチの戯言でした。
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2006年7月9日日曜日
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