2006年7月22日土曜日

中村修二という生き方(1)

先日図書館にコンキチの愛読雑誌であるプレジデントを借りにいいった折、


中村修二の反乱」という本が偶然コンキチの目に飛び込んできました。

中村修二・・・高光度青色LEDを世に送り出した希代の科学者

分野も全く違い、彼は天才、コンキチは
盆栽
凡才ではありますが、希有な研究者を題材にした書籍に、同じ自然科学に携わるものとして、一抹の興味を持つことを禁じざるを得ません。

ということで、借りちゃいました。
で、読んでみた感想はというと、
1) 中村修二の講演内容が少々
2) 大半は著者の感想
といった内容で、ダメダメな本ですね。

中村修二の講演内容は、彼が直接語った事柄で、何かをやり遂げた者が持つ、含蓄や言葉の重さ、真理が感じられてとてもGOODでした。
でもそれはこの本のほんの一部分で、大半は、単なる物書きの感想文といった感じにしかコンキチは受け取れませんでした。

ということで、自腹を切って買う価値無し!図書館等で借りたり、アマゾンマーケットプレイスやBOOK OFFで格安で購入するのがベターでしょう。

でも、中村修二の語った部分だけま読む価値があります。

そして、中村氏の主な主張は

1) 学校教育、とりわけ我が国の大学受験に係るシステムと大学の有り様を批判しています。
2) 日本の社会の至る所に蔓延している政治力に辟易しているようです。
3) また、研究者の待遇にも言及しています。

なんちゃって研究員のコンキチも彼の主張にはある種のシンパシーを感じました。

実感として、大学受験が目的化していることはかなり覆すことは難しいように思うし(だから合格すると勉強しないで遊んじゃうんだよね)、象牙の塔や実社会にも学閥や横並び意識や必要以上に人を立てるということが間々あるように思いますし、我が国の最高学府を出た研究員もそこいらのブルーカラーやホワイトカラーと給料一緒ですから。モチベーションが上がりませんよ、はっきりいって。

あと、中村修二の本を読むんだったら、氏自らが著した



の方が断然オススメだと思います。

今日は疲れたので、後日続きを綴りたいと思います。

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