北千住の有名大衆酒場のメモです↓
-大はし memo-
-生ビール 中 (450 JPY)-
銘柄はキリン。ちなみに瓶ビールはクラシックラガー。
-肉とうふ (320 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
とうふは絹。味が良く染みていて旨いが、凡庸なレベル。ちょっとしょっぱくて荒っぽい味。肉は脂身部分が多くて濃い味つけ。これで320円はかなりぼってる。
-こはだす (480 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
量が少ない!味も凡庸。ワサビは練りワサビと粉ワサビを混ぜたようなワサビか?こはだの身には硬さを幾分感じ、酢の酸味もちょっと強め。嫌な臭みは無い。この味とこの量で480円はないな。
-山形正宗 (350 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
原材料/ 米(国産)•米こうじ; alc. 15%; 精米歩合/ 65%
燗がデフォルト。色はうっすら褐色。まあ、悪くない味。辛口の中に柔らかい甘みが感じられる。
-かきミニなべ (700 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
牡蠣の身が4つ入っている。他の具は、ネギ、白菜、春雨ライクなもの。あっさりした白味噌taste。
凡庸な味で全く感動しない。そのそも、牡蠣自体が凡庸。
牡蠣だけがっつり食べたければ、牡蠣が8つくらい入っているバター焼きの方が良いと思う。
ボク的には、味よりも雰囲気(コの字型のカウンター)を楽しむ店と思いました。年配のおじいちゃん店員で、小島よしおばりに「ウェーイ」っていうかけ声出す人がいて、なんか落ち着かない。
全体的の少々荒っぽい接客で、料理が概して高めと思いました(特に刺身に割高感を感じた)。
再訪は無いです。
閑話休題
「ぼくがジョブズに教えたこと」を読了しました。
この本の著者は、アタリ(世界初のビデオゲーム会社)の創業者にして屈指の連続企業家(Sreial Entrepreneur)、あのスティーブ・ジョブズのメンター的存在と言われるノーラン・ブッシュネル(Nolan Bushnell)の著作です。 ちなみに原題は、「Finding the Next Steve Jobs
How to Find, Keep and Nurture Creative Talent」です。
さて本書の内容ですが、商魂逞しいジョブズ全開押しの邦題とは裏腹に、ジョブズの話はさほど多くなく、メインはジョブズばりのクリエイティブ人材(念のため断っておくけど、本書でいういうクリエイティブ人材とは、所謂クリエイティブクラスではなくて、腕っこきのAクラス人材のことです。)の特徴・発掘法・社内での活用法について書かれた本です(全部で51条ある)。それはそれでそれなりにためになって面白いと思うんだけど、個人的にもっと面白かったのは、章間の挿話とスティーブ•ジョブズとの回想です。
それでは、ボクの気に入った挿話と、著者の目を通したスティーブ・ジョブズに関してメモします↓
(1) 変化し続ける企業が成功を掴む (イノベーションのジレンマを克服した企業のことだとボクは思います)
多くの会社が、成功したあと、時間の経過とともに変化できずに消えていくといいます。それに反して、自社を根底から作り直し、その結果、繁栄する会社もあるとして紹介されている会社が以下の会社です。
a) ティファニー (宝飾品)
もともと文房具の会社。この事実にはマジ驚きました。
b) ノキア (電話メーカー)
昔は、製紙会社。iPhoneといったスマホ勢にガッツリやられたけど、いまは通信インフラやビッグデータで覇権を握ろうとしてるみたい。
ref.
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20151128001550.html
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75617580T10C14A8X11000/?df=3
c) バークシャ・ハサウェイ (投資持株会社)
もともと紡績会社。言わずと知れた、オマハの賢人ウォーレン•バフェットの会社。
d) クトルプロダクツ
洗剤の会社。壁紙用クリーナー事業が下火になった とき、壁紙用クリーナーを「プレイ・ドウ」というおもちゃへ転換してヒット。
e) スリーエム (5万5000種類もの製品をつくってる)
もともとミネソタ・マイニング・マニュファクチャリングという名前で鋼玉石(鉱石)を販売していた。 著者曰く、スリーエムは 10年単位で生まれかわっているといい、収益は、発売から5年以内の商品が1/3をたたき出していると言います。 15%ルールでも有名だよね。
浅学なボクには衝撃的でした。特に、ティファニーと3Mにはマジ驚きました。
(2) 今は常識だけど、かつて(当時)はクレイジーだと酷評されたアイデア(テクノロジー)
a)「人がしゃべる際に用いる高貴な器官を、下等で愚にもつかない金属で代用するなど、不可能だとしかいいようがない」
蓄音機の実証試験を見たフランス科学アカデミーのメンバー ジーン・ブイヨー
b)「空気より重い機械が空を飛ぶなど不可能だ」
英国王立協会会長 ケルビン卿(1895年)
c)「馬は今後もずっと使われる。自動車は目新しいだけで、一時の流行に終わるよ」
ミシガン銀行頭取がヘンリー・フォードの弁護士に対し、フォード・モーターには投資しないほうがいいと諭した言葉 (1903年)
d)「5台分くらいなら、コンピューターの市場があると思うよ」
IBM取締役会長、トーマス・J・ワトソン (1943年)
e) 「ビデオなんて、最初の6ヶ月は売れるかもしれないが、それ以降、市場をつかむことはできないと思う。合板の箱を毎晩眺めるなんて、みんな、すぐに飽きてしまうはずだ」
20世紀フォックスのトップ、ダリル・ザナック (1946年)
f)「コピー機の市場は、世界全体で5000台が限界だろう」
のちにゼロックスを創業する人々に対し、製品化できるほどコピー機に市場はないと説明したIBM幹部の言葉 (1959年)
g)「個人が自宅にコンピューターをもつべき理由など存在しない」
デジタルエクイップメント社社長、ケン・オルセンが世界未来協会年次総会で語った言葉 (1977年)
これらの事例から、権威の意見が必ずしも正鵠を射ているわけではない(むしろ正反対である)ことが分かります。ボク的には「権威に対する服従」へのアンチテーゼにしたいです。
(余談だけど、「ヤバイ経営学」では優秀であるはずの経営トップの企業買収に係る意思決定の酷さが書かれています(正に勝者の呪い)。)
(3) スティーブ•ジョブズとの回想 (スティーブ・ジョブズも人間だった)
現実歪曲フィールド(Reality Distortion Field)を自在に操る、傍若無人の創造性の孤高のカリスマというイメージの強いスティーブ・ジョブズに、人非人的で強靭な精神力を持ち決して弱みをみせないといったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、 彼もまた普通の人と同じように、悩み、不安になり、くよくよして相談相手を求めるという極めて人間的な一面があったとジョブズのメンターたる著者の口から語られているところに本書の最も大きな価値があるとボクは思いました。やはり彼も人間だからそれなりの葛藤があったんだろうとは想像できますが、メンターと目される人物(上から目線の第三者)からの証言はデカイと思いました。
(あのジョブズでさえくよくよするんだから、自分がくよくよするのは当然だって安心します。)
それでは、最後にボクがもっとも感銘を受けた一文で締めたいと思います↓
人生とは、基本的に、
自分にあったエコシステムの構築だといえる。
斯くありたいと切に思います。以上、二流大出の超絶凡人級テクニシャン(研究補助員)の読後感想メモでした。
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Nice post thanks for ssharing
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