2008年3月20日木曜日

残業ターゲット

最近、タマホームのCMでみのもんたが

「残業代しっかり稼がないといけないんじゃない?」

という台詞を吐いています。

コンキチはこの言葉に強く違和感を覚えます。何故って、残業代、すなわち時間外労働の割増賃金は、「しっかり稼ぐ」ものじゃないと思うから。

そもそも残業って、 バッファーみたいなものじゃないの?狙ってしっかり稼ぐものとはとうてい思えない。

なので、ここで一つ断言しましょう。

みのもんたの台詞に違和感を覚えない輩は、残業ターゲット(残業目標)を設定しているに違いない!!!

つまり、より多くの残業代をGETするために計画残業しているっていうことです。

「残業代しっかり稼がないといけないんじゃない?」CMが力強く流されつづけていることから、世間は残業ターゲットにシンパシーを抱いている証左ではないかと推測されます。でも、ちょっと冷静になって考えると、残業ターゲットってはなはだ不謹慎なはなしだと思うのですがねえ。だって、仕事ありきじゃなくて、残業ありきでしょ!それっておかしいよ。軽く服務規程違反なんじゃないの?

実際、チンタラチンタラ遅く迄残業している人とかもけっこういますしね。

そもそも、8時間くらい働いた後で、割増賃金の割増率以上の効率で仕事できるの?出来るわけないでしょ。そもそも、残業自体が既に非効率的なんだよね。

世の報道番組では、労働者はサービス残業を強いられている(っていうか違法だけどね)みたいな、弱者っぽい人を擁護するネタがお好きなようですが、残業ターゲットを導入してシコシコ割増賃金をGETする輩だっているっていうことも報道して欲ししな。


ホワイトカラー・エグゼンプションが世間の話題になったとき、実質残業代が支払われなくなる的なことを声高に叫んでいた人もいたように思いますが、そもそも、仕事=労働時間じゃないでしょ。仕事=労働時間×労働効率だと思う。

労働効率>1の人は、仕事をサクサク切り上げてそこそこいい給料をもらう。
労働効率<1の人は、至らない部分を時間でカバーして給料をもらう。 こっれて一つのフェアな形だと思うのですが、ユニフォーメーションが好きで、労働時間以外で仕事の質を測ることのできない不思議な国ではなかなか受け入れられないようですね。 二流大出の窓際研究員の戯言と聞き流してもらえると幸いです。


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