2010年7月24日土曜日

就職予備校全入時代

大学全入時代が嘯かれて久しい今日この頃。こんな記事を発見しました↓

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100721-OYT1T01227.htm

今春の大学の「就職留年者」が、読売新聞調べで推定約79,000人いるらしいです。これは、卒業予定者の7人に1人が留年するってことらしいです(大学4年生って55万人くらいいるんだね)。

ところで、コンキチは(個人的に)この記事の中に幾つかの興味深い文章を発見しました。例えば↓

職業教育も必要だ。高校や大学は、社会で働くことの意味を十分教えてきただろうか。将来どんな職業に就くかという目的意識を持つことなく、取りあえず高校から大学に進学し、そのまま就職活動に臨む学生は多い。
→オレは高校や大学で職業教育なんか受けた事ないけど、受けたいとも思わない。っていうか、高校っていう閉鎖空間しか知らない教師や、象牙の党の住人に真っ当な職業教育なんてできるのかというツッコミを入れたい。そんな職業教育なんてある種の洗脳だろう。


文部科学省は2月に大学設置基準を改正し、来年度からすべての大学に対し、職業意識を育む教育を行うことを義務づけた。
→大学って職業教育を受けるところなんですか?少なくともボクは、大学は学問の社だと思っています。


学生一人ひとりに卒業後の目標を立てさせるとともに、目指す職業に必要な能力や倫理観を身に着けさせる教育が肝要である。
→大学って就職予備校だったんですね


っていうか、就職目的で大学入るのって違いと思うな(そういう意味で、コンキチは教員養成課程に否定的です)。っていうか、大学入ったら一生懸命勉強して、学会発表したり論文の1報でも投稿して下さい。で、就職留年とかいって騒いでる人は、それくらい大学でやってから留年して下さい。


それにつけても、この読売新聞の記事が全面的に肯定されることとなると、社会は大学を就職予備校と認めたことになると思います。まあ、企業の新卒採用至上主義と労組の不利益変更拒否に対する異常なまでの抵抗には辟易させられるけど、大学が就職予備校化していく姿をみるのは慚愧に堪えない。そこまで我が国の大学が落ちぶれて欲しくはないと思います。

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