とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Saturday, July 24, 2010

N-クロロアミン

こんな文献を読んでみました↓

Transition-Metal-Free Electrophilic Amination between Aryl Grignard Reagents and N-Chloroamines
Org. Lett. 2010, 12, 1516-1519.

N-クロロアミンとArMgXを遷移金属フリーでカップリングさせて、アリールアミンをつくるとおいう素敵な反応です。

16例、49-95% yieldです。

この反応にはTMEDAが必須で、TMEDAがないとAr-Clが生成します。で、著者らは反応機構を以下のようす推定しています↓

without TMEDA: coordination control

with TMEDA: electrostatic control

こんなN-クロロアミンとGrignard試薬との間で反応が可能です↓

ニトリルやエステルを含む基質でもオッケーなのが驚きです。

あっ、ちなみにN-クロロアミンの調製法ですが、対応するアミンをNaClOやNCSで処理すると合成できるそうです(ref. Tetrahedron Lett. 2005, 46, 1099-1101.; JOC 1986, 51, 5043-5045.)。

不勉強なんでN-クロロアミンの特性って良くわかんないんですが、この反応なんかそそられます。

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