とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Thursday, December 23, 2010

資源大国の宿命?

このあいだ業者の人からもらったTCIプロダクトノート「超原子価ヨウ素化合物」に目を通していたんですが、その冒頭にこんな件がありました↓

わが国は天然資源に恵まれず多くの原材料を輸入しているが、ヨウ素に関しては世界最大級の資源国である。しかしながら、その現状は付加価値の低い単体ヨウ素として生産、輸出し、そして、X線造影剤、写真用フィルム感光材などの高付加価値ヨウ素製品に形を変え輸入されている。貴重なヨウ素資源が国内で有効に利用されていないことになる。

のだそうです。

高付加価値ヨウ素化合物というと有機合成で使う超原子価ヨウ素(余談ですが、名古屋大の石原先生の開発したIBSをいつか使ってみたい)くらいしか知らなくて、他の高付加価値ヨウ素の市場環境に関する知見は皆無で申し訳ないんですは、日本でさえ資源がウハウハあると、Raw Materialで輸出しちゃうんですね

軽く驚きです。で、思いつきなんですが↓

資源が豊富だとそれをRaw Materialとして生産することで満足して、高付加価値製品を開発するというインセンティブが失われてしまうっていう傾向があるんじゃないだろうか?

余力があったら、関東天然瓦斯開発(連結でヨウ素最大手。国内シェア43%。世界シェア13%。)のIR資料くらいはサーチしてみたいと思いますが、詳しい人がいたら教えて下さい。


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