とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, September 9, 2012

六価クロムつかってみました: Cr(VI)の行方

去年食べた蕎麦のメモです↓

-蕎処理彦 生粉 (800 JPY) memo-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
田舎蕎麦ライクの太い蕎麦でぼぞぼぞしていて食感が悪い。茹で加減が均一でなく、技術に問題がある。ツユはカツオの良い香りが漂い、強めのツユに仕上げているつもりだろうが、太くぼぞぼぞした蕎麦に対して圧倒的に弱い。
店主は蘊蓄が多くて押し付けがましい。何故が自分の蕎麦に自信満々なんだけど、ボク的には基礎から修行し直して欲しいと思いました。店は民家で素人の道楽が高じた感じ。クリンリネスも失格で蕎麦もビジネスとしても明らかに落第と思いました。


閑話休題


2012年だというのに、時代に逆行するかのごとくはじめてJones酸化やってみました(0.5 mol = 500 mmol scaleで)。まあ、6価クロムつかった反応なんですが、クロムって3価が1番安定らしいですね。っていうことはJones酸化を経て還元されたCr(VI)はどういう経路でC(III)に落ち着くのだろうかという疑問が湧いてきます。まあ、6価から3価には1段階では移行できないから、酸化状態(酸化数)の異なるクロム間でレドックスが起こってるのかななんて思ってちょっと教科書を読んでみました↓


R1R2CHOH + Cr(VI) → R1R2C=O + Cr(IV) + 2H+
R1R2CHOH + Cr(IV) → R1R2C=O + Cr(II) + 2H+
Cr(II) + Cr(VI) → Cr(III) + Cr(V)
R1R2CHOH + Cr(V) → R1R2C=O + Cr(III) + 2H+

あと、バルク溶媒としてのアセトンが過剰の酸化剤と反応して生成物のoveroxidationを抑えるって書いてありますね。どういう反応条件でアセトンが反応するのか分かんないけど、酢酸と蟻酸に酸化されるのかな?こんな論文あるし↓


< 25℃, 1 hr;  2: 50%, 1: 41%
without cooling, 4 hr; 3 was obtained

J. Am. Chem. Soc., 1948, 70, 3352.

GCあればアセトンの挙動がdetectできたんだろうけどな(今の研究所にはGCないので)。もう二度とやりたくない反応だけど、アセトンの行方には興味津々な二流大出のなんちゃって研究員でした。

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