で昨日、上野のatreの中に入ってる寿し常っていうほぼ2貫で300円均一の寿司屋に行ってきました。初めて行ったのですが、なかなか満足しました。
閑話休題
「科学者たちの奇妙な日常」という本を読了しました。a 女性科学者のスペース2を執筆している松下祥子先生の著作です。はっきり言って、超面白いです!
学生時代から研究室を運営する現在に至までのリアルな研究&政治ライフがコミカルに描かれていて楽しいです。
で、著者はこの本でライフスタイル別に科学者を分類していいます↓
b) 理論系
c) 調査系
ってな具合に。
コンキチは、自分が科学者であるかどうかは別にして、実験系(=ガテン系)研究員です。まあ、有機合成を生業としてる人だったら、>99%で実験系でしょう(多分)。
しかも、企業の一平研究員なので、著者が本書の冒頭で述べているような
科学者は好きな時間に本を読み、好きな時間に執筆をし、好きな時間に研究をする。そう、とにかく基本、自由なスタイルなんですよ。しかも、日本全国いろーんなところへ出張できて。年に一度くらいは海外にも行けちゃったりして。世界中に友達もできて。そして、自分の研究が書かれた論文が、世界中の図書館に残っていく。
というほどの自由ははっきり言ってないです。
まあでも、
a) 実験計画(=仕事のスケジューリング)は、ほぼ完璧に自分の裁量だし
b) マニアックな論文(勿論化学系の)も自由に読める
c) 学会を選べは、ある程度遠くに出張できる(以前、京都でやった国際会議に1週間くらい行ったときは楽しかったな)
d) あと、仕事(=有機合成)自体がパズルみたいなもんで、なかなか飽きないし、楽しい
という感じで、それなりにけっこう仕事ライフを満喫することができます。
でも、研究員になって一番良かったなあと思うのは、通勤時にスーツ(背広)っていう、着ているだけでHP(ヒットポイント)を奪うダサいワークローブを着て通勤しなくて良いということです。ちなみに、コンキチはジーンズとかスニーカーとかブーツとかを身につけて、30過ぎだというのに学生みたいな汚い恰好で通勤してます。
ただ、科学者に対する評価っていうのは、本書にも書かれている通り、我が国ではあまり高くないのかもしれません。
学生時代、研究室の助手(当時)の先生が、「日本では科学者が報われない。ドイツでは凄く評価が高いよ」的な話をしていて、その時は、そんなもんなのかねえ?と全然ピンときませんでしたが、社会に出てからその言葉の意味をヒシヒシと感じましたね。
要は、科学技術立国なんて(医者不足でもそいうなんだけど、)インセンティブが適切に設定されてないから実現できないんだと思います。科学者(nearly理系人材)になりたいという魅力的なインセンティブの設定なくして夢のまた夢(かもしれない)。かけ声だけなら誰でも掛けれる。
以上、二流大出のなんちゃって研究員のつぶやきでした。
あと、松下祥子先生の著作は絶対買いです。
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