とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Monday, August 24, 2009

キリギリスでないことの証明

社会についてブツブツ文句を言う人がいます。

例えば、
うだつのあがらない零細企業のオヤジ。
就職氷河期に就職しそびれた、フリーターとかニート。
派遣切りされた人。
etc.

で、自分たちがうらぶれているのは、政治が悪いとか社会が悪いとかいう意見がマスゴミによって垂れ流されるわけです(残酷ショーは、お茶の間の視聴者にとって蜜の味だからね)。まあ、そういう人達を自己責任論のみにたよって切って捨てる気はありませんが、彼ら(彼女ら)は、ブツブツ文句をいう前に自分達がキリギリスでないことを証明すべきではないかと思います。

そう、あの有名な寓話「アリとキリギリス」のキリギリスです。

夏の間、アリたちは冬の間の食料をためるために働き続け、キリギリスは歌を歌って遊び、働かない。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、アリたちに頼んで、食べ物を分けてもらおうとするが、「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだ?」と断られる。

エクセレント•カンパニーは、厳しい国際競争にさらされる中イノベーションを積み重ね、零細企業は時代の変化に対応しようとせず、なんの努力もせず思考停止で同じことを繰り返す。時は流れ、零細企業はエクセレント•カンパニーから仕事を受注しようとするが、旧態依然のカビの生えた技術しか持ち合わせていないため、下請けにしてもらえない。

東大生は沢山お勉強して自分のスキルを高め、バカだ大学生はバイトと遊びに熱中してお勉強しない。やがて就活の時期が来て、高い能力を持つ東大生は内定を沢山ゲット。バカだ大学生は企業から内定を貰えない。

企業の研究員は、研究の傍ら教科書を読んだり、論文を読んだりして日々研鑽を重ね、うだつのあがらない派遣労働者は、仕事は終わると飲み屋に向かい、余暇はパチ屋に入り浸り。企業の研究員はその地位を盤石なものとするが、派遣労働者は雇用調整の一環で契約を打ち切られる。

まあ、ここに挙げたお話は全くのフィクションですが、政治が悪い(っていうか政治に期待するのがそもそもの間違い)とか(現代)社会が悪い(ただの懐古趣味だろ)と現在の我が身の境遇に不平不満を述べている人は、少なくとも上記お話を否定するだけの事実を提示して、キリギリスではないことを証明するべきと思います。

働かざるもの食うべからず。世の中にフリーランチなんてものはそうそうあるものではないのです。

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