とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Monday, January 10, 2011

Enantioselective α-Trifluoromethylation

あけましておめでとうございます。新年早々体調が芳しくないコンキチです。

昨年、こんな文献を読んでみました↓

The Productive Merger of Iodonium Salts and Organocatalysis: A Non-photolytic Approach to the Enantioselective α-Trifluoromethylation of Aldehyde
J. Am. Chem. Soc., 2010, 132, 4986-4987.

MacMillanのグループの報告で、アルデヒドの不斉α-トリフルオロメチル化のお話です。

•previous work
J. Am. Chem. Soc., 2009, 131, 10875.


著者らは光触媒を使った不斉α-トリフルオロメチル化を既に報告していますが、今回は光触媒無しバージョンです↓

•this work

Conditions: 20 mol% amine cat.•TFA, CuCl (5 mol%), CH2Cl2, -20℃
12 examples, 70-87% yield, 94-97%ee.


今回開発した触媒システムは、反応条件がマイルドであることに加えて、ベンチスケールでもオペレートできるというメリットがあります。また、アミン触媒(CAS 278173-23-2)は、その塩酸塩をSigma-Aldrichから入手可能で、Togni's reagentは空気中で普通に取り扱うことができるそうです(但し、長期間保管時は-20℃)。

機会があれば使ってみたいと思いました。


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