2008年10月26日日曜日

中流の戦略 (2)

スターバックスがとうとう缶コーヒー市場に参入してきました↓

大のスタバファンのコンキチとしては期待が高まります。それぞれのデータはこちら↓

1) ESPRESSO DOPPIO (黒い方ね)
原材料名: 牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、カゼインNa、pH調整剤、乳化剤
内容量: 140 g

2) ESPRESSO CON PANNA (白い方ね)
無脂乳固形分: 4.0%
乳脂肪分: 1.5%
原材料名: 牛乳、砂糖、コーヒー、乳製品、乳化剤、pH調整剤、カゼインNa
内容量: 140 g


早速飲んでみました。で、感想なんですが、はっきり言って駄作と思いました。スタバらしさが全然ない。しかも、ちょっとしか入ってないし、高いし。あのスターバックスがこんな商品の販売を許すなんて考えられません。スタバファンのコンキチとしては、この製品のせいでっスターバックスのブランド•エクイティが棄損しないことを祈ります(ま、コーヒーは嗜好品なので、一消費者の一意見に過ぎませんが)。

閑話休題

先日のブログの続きです。

いきなり「中流の戦略」なんて語ってますが、そもそも「中流」の定義付けをやっておかねばと思います。

コンキチの言う中流の定義は超簡単です。



サラリーマン(もしくはサラリーウーマン?)もしくは、それに準ずる職業


であることです。

調べたことはないけど、なんだかんだ言ってクリティカル•マスを形成するのはサラリーマン(世帯)だと思う(日本の話ね)。

で、中流っていっても当然レンジがあるわけで、職業(職種)も年収もピンからキリまであります。中流の戦略では、ワークライフバランス、報酬(年収)、やりがい(自己実現)などを総合的に鑑みて、効率的に職業選択していくことを考えます。


ところで、世の人々って職業選択する場合、どうしているのでしょう?

コンキチの場合は、小学校のころにノーベル賞をGETできるほどの科学者になりたいなんていうことを夢みて、なんとなく理系を選択していたら、化学系の研究員になってました。まあ、針小棒大って感じでしょうか。

まあ、確固たる強い意志というか、筋道みたいなものがあったわけでは全くなく、たまたまこの道を歩んだという感じでしょうか。それでもしかし、一般的な世間からすれば、よくもまあマニアック系な職業に就く事ができたものだと思います(職場では同じような境遇の人が多いので気づかなかったが、近隣の地域コミュニティで研究員っていう職業の人ってまだ会ったことがない。ある意味、仕事の内容も学生時代の延長みたいな感じだし)。

まあ、自分が今の職業に就いてることは、ほとんど運に近いということだと思います。ここからはコンキチの勝手な憶測なのですが、我が国の一般的な家庭における子息の職業選択プロセスってこんな感じではなんて妄想しています↓


a) 保護者は、(多分、一般論として)子供がある程度の収入と安定した社会的地位を有する職業に就くことを臨む。例えば、幼少のことに、医者や弁護士(社会的地位+高収入)になりたいとかいうと親は喜ぶはず。ただ、実際になるためには高度な知識が必要で、高度な知識を獲得していく過程で挫折して実現しないだけ。また、自分の子女が大企業の社員(そこそこの社会的地位+そこそこの収入+かなりの安定感)だったりすると、親戚中に吹聴するでしょう。それから、公務員も抜群の安定感(国家とか自治体はなくならない)から親からみれば、ある意味理想に近い職業です。
b) で、保護者や保護者による教育(洗脳)を受けた子供は、一応仕事のやりがいみたいなもの(これは自分の中での想像の域を出ない)もなんとなく加味しつつ、安定感(ブランド力)があり、高収入の職業を選択する。
c) その際、比較的世間に周知された職業とか会社が選択される。世の中には非常に沢山の職業があると思うが、自分との接点がない職業は実際なにやってるか分からないし、想像も及ばない。なので、比較的接点があり、少なくとも自分達(家庭単位で)の心の中でなんとなく理解できる職業を基準(選択肢の範囲)とする。
医者→社会的地位と収入は抜群。社会的接点も非常に大きい(医者にかかった事の無い人はほぼ皆無)。
弁護士(司法試験)→医者に比べて社会的接点はそれほどないかもしれないが、メディアによって広く周知されている。
教員→社会的接点は抜群。特に田舎では名士的存在と見なされる場合も。安定感も抜群。
大企業→ソニーとか松下(パナソニックね)とかトヨタとかホンダの社員だと、なんか箔がつくでしょ。安定感もあるし、福利厚生制度も(多分)充実していると思う。給料も人並み以上には出るだろうし。
公務員(役所)→絶対的な安定感と広範な社会的接点。
が選択されるのは自然の流れ。
d) だた、労働市場というのは上記職業だけで構成されているわけではないし、パイも限られている。結果、次善の策が繰り返され、労働市場の需要は飽和されていく。


前置きが長くなりましたが、要は、 職業選択においては圧倒的な情報の非対称性が存在している。
で、 情報の非対称性を緩和してやることで、最小限の努力で最大限の効用が得られると思う。上に列挙した職業(っていうか仕事、会社)以外にもお値打ち的な職業があると思うし、それを探してチョイスするのもいい。また、専門教育が必須の職種の場合(例えば、有機合成系の研究員は院卒が必須)、計画的なキャリア(学歴)形成が必要でしょう。
また、どんな企業でも必要と思われる職種(例えば、営業とか経理とか)を選択する場合、どんな業界に属するのが最も効用が大きくなるかという命題もあるかと思います。


そういったものを次回以降考えたいと思います(中流の戦略 (3)につづく)。

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