2009年4月30日木曜日

最強のエンターテイメント番組

コンキチは報道ステーションを好んで視聴しています。

だって、同番組は最強のエンターテイメント番組だから。

同番組出演者の真の意図がどこにあるかは分かりませんが、日々生じるニュース性が疑われる事象について、どうでもいいコメントや無責任で軽薄なコメント、さらには(一見すると個人の)偏向したコメントや白痴(を装ったとしか思えない)的コメントやトンチンカンなコメントを、さも神妙そうな面持ちから語られる様は、他の番組の追随を許さぬ娯楽性を有しています。

特に古館伊知郎はイイ。あの空疎でツッコミ所満載な発言はコンキチの心を捕らて離さない。彼の(多分計算された)トークは、人気お笑い芸人でさえ足下にも及ばぬエンターテイメント性を感じさせます。古館伊知郎は日の本一のエンターテイナーと思います。

そして、時折登場するゲストコメンテーターのサヨクチックな発言も、なんか時代錯誤っぽくて非常に面白い。

あと、代替案など考える必要もなく、問題を無責任にツッコミまくるだけの姿勢も見ていて気持ちよいです。スカッとするよね

でもって、話題の切り替えは余韻を全く残さない超絶ドライ。カックイーな。


これからも報道ステーションには、ぶっちぎりのエンターテイメント番組であって欲しいと願い二流大出のなんちゃって研究員なのでした。そうであるかぎり、コンキチは忠実な同番組の視聴者であり続けるでしょう。

2009年4月29日水曜日

不格好なメディア

朝、通勤時に電車で新聞を読んでいる人をよく見ます。でかい紙面を起用に折り畳んで記事に目を走らせているわけですが、コンキチにはその姿は不格好この上なく見えます。

っていうか、何故混雑する車中で無駄に大きい新聞を必死になって(?)読まなければならないのか意味不明です。

コンキチは数年前に日経テレコン21を使って、日経四誌を読み漁っていた時期がありました。結構面白かったのは日経産業新聞とMJ。でも、今は殆ど新聞を読みませんね(iPhoneで産經新聞をたまに読んだり、日経テレコン21でたまに記事検索する程度です)。理由は、「新聞を読む」ということよりも費用対効果が高くて面白いものがあるから。例えば、ハーバードビジネスレビューとか経営学の本とか農芸化学の雑誌(これはPDFをiPhoneに仕込んで読んでいる)とか海堂尊の本の方が断然面白いし、メディアの形態も断然優れている(手に取って読み易い)。そして、その情報に素晴らしく価値の高いものが多い。

よく社会人になって日本経済新聞を読み出したという人の話を聞くけど、彼等彼女等は日経のどの辺りに価値を見いだしているのか聞いてみたい。(日経)新聞が無価値とまでは思わないけど、満員電車でその無駄にでかい紙面を器用に折り畳んでまで読むほどの貴重な情報はコンキチには見いだせないので。それに多く新聞記事が他のメディア(TV、雑誌、インターネット)で重複して流れるし。

それにつけても新聞紙面の形状と内容に全く変化が見られないのは新聞社の怠慢だとコンキチは思います。つまり、コンパクトな新聞があってもよいのではないかということ。媒体が紙である必要があるのかということ。それから、株価とかテレビ•ラジオ欄とか必ずしも必要か?ということ。そもそも新聞の価値は情報の一語に集約される。そして、情報はITとの親和性が非常に高い。実際、金融(銀行、証券会社)や音楽分野ではインターネットを介したサービスが隆盛を極めている。なのに、情報のど真ん中である新聞が、まだあんなにも多くの紙に媒体をばらまいていることにコンキチなどは驚きを隠せません(そういえば、我が国ではe-bookの普及も全然進んでないような気がするな)。

経営努力が足らないんじゃないの?と言いたいですね。


以上、二流大出のなんちゃって研究員の呟きでした。

2009年4月26日日曜日

鳩山邦夫の奢り?

SMAPの草薙くんと(多分)同い年のコンキチです。

先日、SMAPの草薙くんが逮捕されましたね。事件以来、各種マスゴミはその報道で一杯ですね。こんな事件でこんなにも世間が大騒ぎするなんて、軽く驚きです。はっきり言って、酔っぱらいすぎちゃってちょっとフィーバーしちゃっただけでしょ(勿論、褒められたことじゃないが)。自慢じゃないがコンキチも20代の頃、泥酔して、電車で座り込んだこととか(意識なし)、路上で朝を迎えたこととか(意識なし)があり、服を脱ぎださなかったことはラッキーだったななんてことがあり、軽く人ごとではありませんでした。

ただ、 家宅捜索が入ったというのには、芸能人や学生に薬物汚染の問題があるので、驚きませんでしたが、現役閣僚の発言には驚きを隠せませんでしたね。

いくら地デジのイメージキャラクターだからといって、「恥ずかしい、最低の人間だ。絶対許さない」という発言は明らかに言い過ぎだろう(自分だったら遺憾の意を表します)。ちなみに彼は東大法学部卒で頭がいい(はず)。今回の自身の発言が、過剰発言で、世間(お茶の間)からのバッシングにさらされるということに気づかないはずはないだろう(とコンキチは思う)。

ということは、彼の過激発言には何か他の意図があったのではないかとコンキチなどは穿った見方をしてしまいます。

それは、ズバリ



草薙くんの擁護



鳩山大臣の過剰な非難によって草薙くんに「彼のしたことは、最低呼ばわりされるほどの大罪じゃないだろ」というお茶の間の同情のこころが芽生え(もともとたいした事無いし)、草薙くんの今回の失態に対する禊が加速される可能性があるからね。

コンキチは、鳩山邦夫とジャニーズ事務所に蜜月関係があったんじゃないかと疑っています(笑)
そうでないと、彼が(文系だけど)頭の良い東大法学部出だということが説明できない。

その後の草薙くんの記者会見は謝罪に終始し、他の多くの著名人の醜悪な謝罪会見に比べればかなりマシで、事件の重要性を鑑みれば、お茶の間の信頼を回復する一手段としては及第だったと思います。さらに、石原都知事の「いろいろフラストレーションがあったんだろうね。裸になりたい気持ち、分からないでもないな、おれは」「ちょっと騒ぎすぎじゃないか」という発言で、草薙かわいそう論に拍車がかかったように思います(さすが、「太陽の季節」で芥川賞とっただけあるね)。

ジャニーズパワー恐るべし。そう思うのは二流大出のなんちゃって研究員のコンキチだけでしょうか?

手塚治虫が無料になった日

スティーブ•ジョブズを崇拝するiPhoneユーザーのコンキチです。

最近App Storeをチェックしていたら、手塚治虫アプリ(週刊手塚治虫マガジン)という無料アプリを発見しました。

創刊4月13日のこのアプリは、現在第2号配信中。データの更新は毎週火曜0時で、ボリュームは100頁超。とりあえず、2009年9月末まで期間限定の無料サービスです(将来、週刊誌や日刊紙(新聞)といった課金配信の為の実験なのかな?)。データ量は多いですが、Wi-Fiを使って一旦ダウンロードしちゃえば問題なく軽快に閲覧可能です。

まあ、配信されるコンテンツはおまかせ(7号5月26日更新分まで予定は決まっている)だけど、伝説の巨匠手塚治虫の漫画を手軽に無料で観賞できる価値は大きいと思う。

前にも書いたことがあると思うけど、iPhoneは既存携帯とは異なるインターネットマシーンであり、App Storeはその魅力を高めるツールとしてよく設計されていると思います。実際、最近のiPhoneのCMはApp Storeのアプリを使ったものが多い。

App Storeのアプリ開発(R&D)に他者のリソースを利用するというアイデアは、通常のPC市場において広く見られることであり(それ以外にもP&GのC&Dや、オープン•マーケット•イノベーションなどがあるsee http://researcher-station.blogspot.jp/2007/01/blog-post.html)、別段目新しくもない。しかし、携帯電話市場で、PCと同等かそれ以上の使い勝手の良いアプリを提供するという戦術はiPhoen以前には見当たらない(と思う。サーチ不足だったらごめんなさい)。

iPhoneのディスプレイのサイズやマルチタッチスクリーンの採用(キーを無くす事でディスプレイサイズをスマートに最大化)も、ユビキタス最右翼であるモバイルホン上でインターネットマシーンを具現化するために必要不可欠だったもであり、インターネットにおける視覚(視認性)の重要性を認識した設計だったのではないかと素人のコンキチには思えます。ブロードバンド環境が整備されて以来、インターネット空間におけるコンテンツは多様化し、画像や動画といったコンテンツはあある程度の視認性(見やすさ)を確保しなければ、人間の方の限界につきあたり実用に耐えないものとなってしまう。

通常の携帯キャリアは携帯を電話として戦略(?)を立てているのに対して、アップルは携帯(iPhone)をインターネットマシーンとして考えて戦略を立案している。そのようにコンキチは思います。


あと、この手塚治虫アプリの提供元であるYappaは産経新聞iPhoneアプリの開発も手がけているのだが、ちょっと気になりました。

2009年4月25日土曜日

ユニクロの戦い

昨日、電車でユニクロの中刷りを発見しました。で、とうとうモデルにもえちゃん(押切もえ)を投入してきました。

世界No. 1アパレルカンパニーを目指すユニクロにとって、ライバルはH&M、GAP、ZARAと目されているようですが、売上高に大きな差があることに加えて(see http://researcher-station.blogspot.jp/2008/10/2.html)、国内であってさえブランド力が弱いとコンキチなどは感じます。かつての最大ウリであった(とコンキチは思う)Cheapというイメージが払拭できていない思う。

コンキチはユニクロとGAPの愛好家だけど、二者における購買様式は全く異なります。ユニクロの場合は普段使いの店で、GAPはバーゲン時に出動してまとめ買いします。近年、ユニクロの品質とデザインの向上には目を見張るものがあり、業績も好調だけれどもやっぱりGAPよりも格下の感はいなめません。価格帯もGAPの方がかなり高いし、ブランド力を強いと思う。費用対効果を考えれば、「ユニクロ>GAP」と思うんだけど、GAPの服の方が存在感があるかな(これがブランド力)。

で、上述したメガアパレルと伍していくためには、ユニクロは自身のブランド力を高めなければならないと思います。その為には広告。なのでユニクロは数年前から多くの芸能人を投入して自身のブランド力を高める努力を継続しています。そのかいあって、CheapからQualityへの転換がゆっくりだけど着実に進んできたと思います(素材の開発とかデザイン面でも進歩が認められる)。

そして、とうとう若い女性のファッションリーダー的存在のもえちゃんを投入するまでに至った。(国内では)確実にユニクロブランドのプレゼンスは高まっている。っていうか、国内アパレルではユニクロ一人勝ちだしね。


ユニクロの成長に今後も期待するとともに、ポスト柳井が心配な二流大出のなんちゃって研究員なのでした。

2009年4月19日日曜日

椅子取りゲームからの脱却

最近よく、年功序列が崩壊して、会社に滅私奉公しても(一生懸命働いても)報われなず(ポストがあてがわれない)、会社に裏切られた的な論調を耳にすることがあります(気のせいだったらごめんなさい)。つまり、椅子取りゲームの椅子の数が少なくなったとうお話。


でもこれってバリバリ文系チックなゼネラリスト志向の人のお話のような気がして、自分自身には殆ど実感がありませんね。だって自分、一応理系のスペシャリスト(志望)だからね。

キャリア•パスが職制を昇り詰めることに集約されている(ようにコンキチにはみえる)椅子取りゲームへの参加のみを考えることは短絡的と感じるのは気のせいだろうか?っていうか、そんなにマネジメントやりたい人で溢れてるの?そんな面倒くさそうなこと、コンキチは願い下げなのだが.....


っていうか、理系になって、知識労働者になって、研究員になって、楽しいことだけやって、シコシコ残業することなく、そこそこの給料貰って、そこそこ滾って、のほほんと生きる(っていっても手を抜くことを言っているわけではくてね)っていうのも悪くないと思うんですがね(それなりにプレッシャーもかかるし、たまに胃が痛くなるときもあるけどね)。


調査したことないからよく分からないけど、賃金の下落が激しいのは代替が非常に容易い単純労働(なんちゃってゼネラリストを含む)で、比較的高いスキルが必要とされる職業(業界)はどこ吹く風のような気がします。


で、結論↓
理系になって、大学院行って、知識労働者になって、比較的アウトソースが困難な職業につくことで、雇用を確保し、経済的不安を取り除きましょう。


そうすれば、そこそこ滾れて人生を謳歌できる確率が高くなるとコンキチは思います。


椅子取りゲームに熱中して、文系が幅をきかせてるどこぞの国のどこが「ものつくり大国」なのか?と思う二流大出のなんちゃって研究員なのでした。

2009年4月18日土曜日

婚活の戦略

密かに結婚10年目のコンキチです。ついでに二児の父です。ちなみに恋愛結婚です(付き合い始めてから16年かな)。

そして、密かに結婚に失敗したと思っています。
(でも、自分で言うのもうれしいけど、ウチのカミさんはけっこう美人です)


さて、何故コンキチが結婚に失敗したと思っているかというと、ズバリ


価値観の相違


ですね。

よく、ちょっとした俗っぽい雑誌で高学歴女性の結婚感に関する特集なんかがありますが、その中で高学歴女性はこのように宣います↓

結婚相手に学歴は求めないけど、旦那は東大卒です (東京大学卒の女性談)


要は、低学歴(バカだ大学)男性だと、話のレベルが合わな過ぎてコミュニケイト不能になるってことと思います。

自分も経験(女性と経験ではないが)あるんで良くわかります。具体的には、自分化学工場で働いてたことがあるんですが、はっきり言って工場の人と話をするのは苦痛でしたね。話が合わない。パチンコの話とか風俗の話とか他部署の女性の話とかばかりされても困るって感じなんですよね。一応大人なので、話はできる範囲で極力合わせるし、興味ありそうなフリして自分の不快感を極力出さないように話をしましたが、苦痛でしたね。

それと同じ事が男女間の結婚空間には存在すると思います。結婚するということは、人生の多くの時間を共有するということに他なりません。コミュニケイトタイムが凄くある。その中で話が合わないというのは致命的と思います。より正確にいうと、話が合わないのではなく、思考レベルの解離ですね。

例えば、コンキチの場合、コンキチは(理系の文系と揶揄される化学が専門ですが)理系です。一方、カミさんはバリバリの文系(教育学部)。コンキチは多少論理思考であるのに対して、カミさんは論理に集積を屁理屈と一刀両断し、感情に支配された物言いを好みます。なので、価値観が違う。意思決定のプロセスが違うから合意を取り付けるのが困難(場合によっては永遠に平行線)。軽く苦痛です。

結論:

a) 理系男子(女子)は理系女子(男子)と結婚すべし
b) 文系男子(女子)は文系女子(男子)と結婚すべし
c) 高学歴者は高学歴者と結婚すべし
d) 低学歴者は低学歴者と結婚すべし


高校時代、将来結婚難民になったら、統一教会に入信して集団結婚すればいっかなんてけっこう本気で思っていました二流大出のなんちゃって研究員の呟きでした(なので、あまり本気にしないで下さい)。

脱コンプライアンス宣言 (6)

企業不祥事後の対応で非常に評価が高いジャパネットたかたのケースをメモしてみます。

ジャパネットたかた顧客データ流出事件

概要
2004年3月 約51万人の顧客情報が名簿業者に売られていたことが発覚。3ヶ月後、2人の元社員が逮捕。

対策
a) 社長の謝罪 (発覚した3月9-12日まで毎日、その後は事業再開まで1週間毎に謝罪と報告を繰り返した)
b) 即座に49日間の営業活動の自粛(HPも停止)→原因究明と再発防止作の策定の為
機会損失 150億円 (2003年度の売上高705億円)
c) 情報漏洩防止ソフトの導入
d) コンプライアンステストを定期的に実施 (記述式試験もあり、成績悪いと追試)
e) セキュリティの強化
f) 地元採用、はえぬき主義からの転換

その後
2006年 売上高 1千億円突破(現在もさらなり成長)
イメージアップ
社内見学を希望する企業が相次いだ


企業不祥事を隠蔽したり、(本当は責任があるのに)責任を回避する営トップの発言などで信用を失墜させている企業とは対照的な対応です。特に、即座に49日間の営業活動の自粛はインパクトが大きい。これが、たかたのイメージアップ(誠実な企業だ)に繋がったのではないかと思います。っていうか、普通の企業となかなか自発的にこういうことはできない(追い込まれることはあるが)。

コンキチはジャパネットのターゲット外顧客なので(セット商品に全く魅力を見いだせない)、同社の通販を利用する機会は無いと思いますが、楽しいテレビショッピングで我々の目を楽しませて欲しいものです。

こういう姿勢の企業で買い物したいよね


ところで、企業が不祥事を起こしたときに謝罪する経営トップの多くは、なんでああも無様な姿をテレビでさらすんですかね(上場企業でさえも)?そして、社会のコンセンサスを得ることが全く期待できないであろう誠実さを欠いた対応ばかりするのだろうか?数は少ないが、不祥事後の信頼回復に成功した事例が既に存在しているというのに。

不思議です。

ぱっぱり、トップ自ら不祥事に積極的に関与しているから、全てが白日の下にさらされると困るからかな?


今日も不誠実な企業に対して、プチ不買運動を続ける二流大出のなんちゃって研究員なのでした。

2009年4月13日月曜日

脱コンプライアンス宣言 (5)

前回のブログで松下(現パナソニック)の不祥事対応をメモりました。リコール修理後に1人の中毒者がでるまで後手に廻る対応だった松下ですが、その後はスーパーマジモードに突入し、徹底した物量作戦で信頼回復を果たします。世論は松下の取り組みを好意的に受け止め、さすが天下の松下!企業理念が違うね!!なんて思った人も多いかと思いますが(少なくともコンキチはそう思った)、実はモデルケースが存在していて、っその情報を松下の幹部は仕入れていたのです。

で、そのモデルケースというのは、ジョンソン・アンド・ジョンソンのタイレノール事件です。

タイレノール事件:
1982年9月に、ジョンソン・アンド・ジョンソン社が製造・販売していたタイレノール(Tylenol, 解熱鎮痛薬)に第三者が(店頭または流通過程で)青酸カリを混入し、シカゴ地域で8人の死者を出した事件。

ジョンソン・アンド・ジョンソの対応↓
a) 市中に出回っていた1億5000万ドル分のタイレノールを即座に回収した。
b) 衛星放送を使った30都市にわたる同時放送、専用フリーダイアルの設置、新聞の一面広告、TV放映といったマスコミを通じた積極的な情報公開を実施
c) 異物混入を防ぐために新パッケージを開発(3層密閉構造:外箱の折り蓋はすべて糊付け密閉、ボトルのキャップは強いプラスチックのバンドでネック部に密着、ボトルの入り口を強固な内部のファイルが密封)
(この後、1986年に2度目のタイレノール事件が発生し、後、異物混入を防ぐ更なる強化策として、剤型を“カプセル”からカプセルのように見せた“錠剤”(ジェルキャップ)としたそうです)


結果
a) 1年後、事件発生前以上の市場占有率
b) ブランドイメージの向上
c) 企業姿勢が高く評価された


はっきり言って、松下の対処は完璧にジョンソン・アンド・ジョンソンのパクリですね。

ちなみにタイレノール事件ははっきり言って、ヤクザに訳の分からない因縁をつけられたような事件で、事件にジョンソン・アンド・ジョンソンの落ち度は見いだせません。それでも損失覚悟で消費者に誠意を感じさせる対応をし、なおかつ強化策まで開発する姿勢は松下の数段上を行きますね。

だからといって松下のような対応ができる企業は希有だとは思います。

2009年4月12日日曜日

脱コンプライアンス宣言 (4)

松下電機産業(現パナソニック)のケーススタディーです↓
あと、松下の事件とよく比較されるダメな例としてパロマ湯沸かし器事故の事例も対抗としてメモします。

松下石油ファンヒーター事故
a) 経過 (赤: 対応)
2005年1月 FF式石油温風機(1985年-1992年に製造)によるCO中毒事故発生(1人死亡、1人重体)。
2005年2月、4月に同様の事故が発生(2件、5人が中毒症状)
2005年4月 事故を公表し、リコール開始
2005年5-6月 新聞折込み無償修理を呼びかけるチラシを配布(2度に渡り計180万部)

2005年11月 1人死亡、1人重体
2005年11月 経産省が「緊急命令」発動、「FF緊急市場対策本部」設置
2005年12月 リコール修理後1人中毒症状
2005年12月 1台5万円で温風機の買い取り開始
ローラー作戦開始(142万枚のチラシを配布)
テレビCMを「おわびとお知らせ」の告知に差し替え
2006年1月 タウンプラス(配達地域指定冊子郵便)で6千万世帯に買い取り通知
~2006年4月30日 テレビCM 2万8千本、新聞告知24回、折り込みチラシ4億4千万枚弱、雑誌広告260万部、ポスター32万枚、対策費要総額249億円。


b) その後の評価
松下のブランド価値向上
「おわびとお知らせ」の告知CMが好感度2位(CM総合研究所調べ)
他の製品の販売への影響↓
12月1日から7日までは前年同期比88%
12月8日から19日までは前年同期比104%
20日から31日は前年同期比118%
2006年3月期決算(連結) 売上高2%増、営業利益34%増、経常利益50.4%増、純利益164%増


パロマ湯沸かし器事故
a) 経緯
2006年7月 CO中毒事故(1996年に発生)の再捜査をきっかけに発覚
製造責任を否認(事故原因はサービス業者による不正改造で、製品には全く問題ないという認識)
事故原因の一部が安全装置の劣化であることを認める
20年間(1985年~)で計28件。死者21名。
2006年8月 経産省は消費生活用製品安全法に基づき、パロマ工業に対象製品の回収を命じた

1987年の死亡事故で安全装置の不正改造を把握し、88年に営業所などに向けて注意喚起する文書を配布
その後も修理業者による不正改造が横行し死亡事故も相次ぐ
ホームページなどでは自社製品について「25年間 不完全燃焼無事故」などと宣伝
緊急回収や一般利用者への告知などの抜本的な再発防止策は後回し


b) 影響
問題機種の点検・交換作業の費用に約200億円超
パートやアルバイトなどのリストラに追い込まれた



正に、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと思います。それから、北の国からの菅原文太の「誠意ってなんじゃろな?」っていう台詞を思い出す二流大出のなんちゃって研究員なのでした。