とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Saturday, April 11, 2009

脱コンプライアンス宣言 (1)

先日、三菱UFJ証券の顧客情報流出が発覚しましたね。企業不祥事は枚挙に尽きません。で、企業不祥事とセットで語られるのがコンプライアンス。日本語では主に「法令遵守」と訳されるのが一般的と思います。

一応、月並みながらComplianceを辞書で調べてみました↓

リーダーズ英和辞典第2版によると

1 (要求•命令などへの)対応、服従、追従; 遵守; 準拠; 従順; 承諾
2 (理)コンプライアンス(外力をうけたときの物質の弾力性•たわみ; また機械キャパシタンス)


だそうです。

ちなみにCollins COBUILDのEnglish Dictionary for Advanced Learnersによると↓

Compliance with something, for example a law, treaty, or agreement means doing what you are required or expected to do.

必ずしも法令遵守というのが本源的な意味ではないようですが、現代社会では企業活動に係る法律や規則といった文脈で登場するのが常のようです(ビジネスコンプライアンス)。

ちなみにコンキチがコンプライアンスという言葉を初めて聞いたのは2001年前後くらい。日経テレコン21<野村版>(直近の過去10年までが限界)で軽くサーチしてみると、1999年には既に新聞記事でコンプライアンスという単語の使用が認められます。

2004年2月27日の日本経済新聞朝刊の桐蔭横浜大学大学院郷原信郎特任教授(当時)の記事に、「コンプライアンスという言葉はこの十年余りの間に日本企業の間に急速に広まった。」という件があり、1999年半ばには既にコンプライアンスという言葉がわが国で使われていたのだろうと思います。

コンプライアンスの重要性が声高に謳われ続けている中、企業不祥事がザクザク湧き出てくる様を鑑みると、その響きが非常に空疎なものに感じられます。


脱税、談合、粉飾決算、裏金、偽装、隠蔽などは、企業不祥事の常連客で(個人レベルではインサーダー取引とか)、そういった不正がばれると、刑事処分、行政処分、損害賠償、社会的制裁といった手痛いしっぺ返しがあるというのに、それらの犯罪に手を染める人々は後を絶たない。情報の非対称性を盲信しているのか?学習能力がない(バカな)だけなのか?性格が刹那的だからなのか?

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とコンキチなんぞは思うのですがねえ。少しコンプライアンスについて考えてみますか。

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