2009年9月12日土曜日

鳩山由紀夫の慧眼!?

久しぶりに政治ネタを書いていたら、こんなことを思いつきました↓

鳩山由紀夫 (東大工学部卒, Ph.D.(スタンフォード大学, 専攻は経営工学)の「CO2(温室効果ガス)1990年比25%削減を目指す」は、環境政策ではなく産業育成政策だ

ということです。


M. E. ポーター教授や大前研一は、

a) 我が国の産業政策(保護主義)は、当該産業の(国際)競争力を削ぎ落としたが、
b) (企業にとって厳しい)規制や放置プレイは、結果的にイノベーションを誘起し、産業の競争力がついた

的なことを言っていたと思います。前者は農業や金融業とか。後者は自動車産業とか。
see http://researcher-station.blogspot.jp/2008/02/blog-post_16.html

で、こういったことを鑑みると、鳩山由紀夫の戦術はかなり巧妙だ。脱保護主義の経済政策をその主務省庁である経産省で行うことは困難とみて、直接的影響力の少ない(と思われる)環境省からアプローチしようという高等テクニックだ。そう考えると、福島瑞穂環境相という布陣も納得がいく。とりあえず、政治的に問題がなく、イメージ的に好感触なポストをみずほちゃんに与えておいて、彼女の名誉欲を満たし、主導権は総理自らが握るのだろう。小泉政権下の川口外相と一緒だ。

さすが、東大卒の俊才。人の真の思惑とは、直接的な表現によるもののみにおいて判断すべきではないということですね。

こんな観点から鳩山総理(予定)の政策に期待していきたいと思います(プププッ)


以上、二流大出のなんちゃって研究員の勝手な政治ウォッチでした。

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