2009年11月22日日曜日

追い込む力

ここしばらく、(有機合成の)お勉強と(滞りがちな)仕事でかなり忙しかったコンキチです。それにつけても、仕事が滞る(平たく言えば、実験がうまくいかない)たびに、自己嫌悪に陥るわけなんですが、まあ、休日とかにリフレッシュして、なんとか腐らずに、のらりくらりとでも耐えながらブレークスルーを探し続けていくというちょっとした「M」気質がこの仕事(実験科学)を続けるコツ(?)なのかな、なんて最近思います。

ところで、忙しい時とか追い込まれていて時間がないときに限って、読書ってはかどるような気がするんですが、皆さんどうですか?

先日、学生(院生)並みに論文を読まなければ成らない状況に追い込まれた(っていうか、自分で追い込んだ)んですが、猛烈な読書欲に襲われ、2週間でこれくらい読みました(まあ、いずれも読み易い部類の本ですが)↓

殺してもいい命---刑事 雪平夏見
ブラックペアン1988
ひかりの剣
夢見る黄金地球儀
死因不明社会
医学のたまご


閑話休題


ああ、「追い込む力」でしたね。そう、自分を追い込むこと(あと、結果として追い込まれること)は、はっきり言ってきつい。できれば避けたいことです。しかしながら、人間は意外と強いというか耐性があるというか、なんとかなったりするもので、追い込まれると、それを克服しようと対応するわけです。で、その克服のプロセスで(多分)多くの知識を吸収し、伸びるんだろうと思います。

安寧は怠惰を生み、追い込まれた状況は緊張、競争を促す。自己を追い込むことは、自己の成長を促すものなのだ(きっと)。

このアイデアは企業というか産業の発展においても観察することができる。例えば、ポーター教授の本なのどで語られている、「健全な競争が企業であったり、産業の発展を促す」というのは有名。

個人の能力開発(教育)の場にも健全な競争は必用不可欠とコンキチは強く思います。

以上、二流の地方国立大しか卒業できなかった、なんちゃって研究員の戯言でした。

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