とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Saturday, November 28, 2009

現政権がもとめる教育のデファクト・スタンダード

日本は裕福な国だ。裕福さを具現化させた最大の要因は、(当時としては)均質で質の高い教育の存在だと思っています。その結果、我が国では中産階級が台頭し、高度経済成長が達成された。

時は流れ、西暦2009年。社会から要求される教育水準は、"高卒"ではなくなった。多分、大企業(上場企業)のメインターゲットは大卒だろう。ついでに言わせてもらえば、今のご時世、(我が国の一流大学であってさえ)大卒では研究員になることは難しい。

現代社会が求める教育水準のデファクト・スタンダードは、多分"大卒"だと思う。

ところで、現政権与党は高校までは授業料(のみ)を実質無償化し、大学などの研究機関の予算を削減したいらしい。高学歴(大卒以上)の彼らは、教育のデファクト・スタンダードは"高卒"と考えているのだろうか?

国立大学でさえ年々増加の一途をたどる授業料を鑑みれば、教育水準のデファクト・スタンダード「The 大卒」獲得のためには、高校までの授業料実質無料化などよりも、国立大学の授業料無料化の方がよっぽどありがたい。さらに、私大への補助金を削減することをコンキチは望んでいます。そうすることによって、国立大入学へのインセンティブが圧倒的に高まり、競争が高まる。結果、国立大学は優秀な学生を獲得できるだろう。また、経済的にあまり裕福でない過程の学生も俄然やる気がでる。さらに、私大のブランド校が裕福で優秀な学生をつなぎとめる一方で、存在価値の見いだせない、百害あって一理無しのバカだ大学はあっという間に淘汰されるだろう。

(水資源は豊だが)資源の乏しい我が国では、資源以外の何かで勝負するしかないのは自明の理だろう。内需拡大とかいってるけど、内需(消費)を拡大するためには、GDPを増やさなければならないと思うんだけど、そうするためには、我が国が経済的に成長しなければならない。また、少子化が進む我が国にあって、消費を伸ばすためには、一人当たりの収入を増やさなければならない。つまり、一人一人が社会で勝負できる卓越したエッジ(専門性)を有しなければならないと個人的に思います。そのためには、質の高い教育が必須だと思う。

政治に多くは望まないが、国防と治安維持、そして教育に関してだけは、まともな政策を採って欲しいと思う二流地方国立大出のなんちゃって研究員でした。ちなみに、授業料の安い国立大と奨学金がなかったら、コンキチは大学に進学してませんでしたね(当然、浪人なんかもってのほか)。


以上、戯言でしたが(なので、あまり真剣にきかないでください)。

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Monday, November 23, 2009

ミステイクの格差

マスゴミの報道ミスは、枚挙に尽きない。

彼らは、他業界のミスに関しては非常に厳しく、執拗に繰り返し報道して、社会的制裁を加えるが、自らのミスは、いつも、一言謝って終わりだ。

コンキチに言わせれば、マスゴミの報道ミスは、医療ミスと全く同じだ。偏向報道や報道の誤りをもっと深く受け止めるべきと思います。

メチャクチャ高い給料貰ってるくせに、薄っぺらい発言しかせず、たるんでるよね。

インターネットの出現により、マスゴミの体力は蝕まれているはすだ(多分)。このまま、高コスト体質を維持して転落するのも一興。真綿で首を絞められるかの如く、ゆっくりと死んでいくのも一興。傲慢なマスゴミが衰退して様を楽しくウォッチングしていきたい、育ちの悪い、二流大出のなんちゃって研究員なのでした。

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JR東:コングロマリット・プレミアムの真実 (4)

JR東日本の多角化戦略のメモの続きです。で、今回は食品(外食)ビジネスです。

ちなみに、JR東の食費事業を運営しているのは以下の3社です↓

a) 日本レストランエンタプライズ (NRE)
事業内容は、弁当・軽食の製造販売、「サンディーヌエクスプレス」など飲食店435店舗の運営。売上高: 647億円。

b) ジェーアール東日本フードビジネス (JEFB)
事業内容は、弁当・軽食の製造販売、「ベッカーズ」など飲食店214店舗の運営。売上高: 246億円。

c) JR東日本ウォータービジネス
事業内容は、自動販売機の運営、飲料の商品開発。売上高: 400億円。

3社の売上高の合計は、1,293億円。これはケンタッキーに次いで国内8位の売上高です。


順位
社名
主力業態
売上高 (億円)
1
日本マクドナルドHDマクドナルド
5,183
2
すかいらーくガスト
2,673
3
日清医療食品給食
1,665
4
プレナスほっともっと
1,514
5
ゼンショーすき家
1,403
6
モンテローザ居酒屋白木屋
1,344
7
日本ケンタッキー・フライドチキンケンタッキー
1,314
8
JR東日本グループ
1,293
9
ダスキンミスタードーナツ
1,237
10
レインズインターナショナル牛角
1,151
11
本家かまどや本家かまどや
1,114
12
吉野家HD吉野家
1,029
13
セブン&アイ・フードシステムズデニーズ
1,021
14
ドトールコーヒードトールコーヒーショップ
999
15
モスフードサービスモスバーガー
980


はっきり言って、JR東の食品事業は片手間でやってるようなもんでしょう。それなのに、業界8位ですよ。凄いです。

で、この凄さを支えているのは、店舗がエキナカという一等地に存在しているという一点に尽きるでしょう。

例えば、「さぬきうどんNREめりけんや (NRE)」、「らーめん粋家 (NRE)」、「駅そばあじさい茶屋 (NRE)」、「そば・うどん あずみ (JEFB)」といった激マズ飲食店を経営していますが、そのどうしようもない不味さとは裏腹にかなりの集客力があります。それは、電車の乗り換えの合間に短時間に食事を済ませたいという味よりもスピード重視の時間に追われたサラリーマンをターゲッティングしているからでしょう。こん場合、エキナカという立地がクリティカルです。なので、ファーストフード店を配置しているのもこういった戦略上当然といえるでしょう。

ただ激マズショップだけだとさすがに問題があるので、「ほんのり屋 (JEFB)」、「駅弁 (NRE)」や他社との提携などにより、ミドルクラスのショップも配置します。

そしてJR東の凄いところは、「小売り」と同じように、駅構内で囲い込んだあと、アトレやルミネで囲いこうという多重囲い込み戦略を水平展開しているところです。個人的には、飲食ビジネスにとって、特にアトレが有効に機能しているのではないかと考えています。というのも、アトレは小型な上、飲食店比率が高いと思うのですが、これは、改札後の飲食店へのアクセスを容易にし、駅構内で取り逃がした飲食したい潜在顧客に駅構内とは違った価値を提供しようという気持ちでいっぱいだからではないかと思います。ちなみに、アトレの飲食テナントはけっこうオシャレなお店が入ってると思います。あきらかに、駅構内とは異なる顧客層をターゲッティングしていると思います。

それからJR東日本ウォータービジネスも、駅構内という好立地を強力な武器にして、複数の飲料メーカーの人気商品(売れ筋商品)を混在させた自販機を導入するという、顧客の立場からすれば至極当然なこと、を実施し、成果を挙げているといいます(08年度の自販機売上高は05年度の4割増)。


JR東って、鉄道業じゃなくて、集客業なんじゃないの?なんて思う二流大出のなんちゃって研究員なのでした。


まだ、つづく.....

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水晶玉

モーリス・ルブランの小説のタイトルみたいですが、そうではありません。

エリヤフ・ゴールドラット博士の新著「ザ・クリスタルボール」を読了しました。

今回のお題は、小売り業のサプライチェーン。はっり言って、AAA (トリプルA)のサプライチェーンと賞賛されるセブン-イレブン・ジャパンを擁する我が国の読者にとって、これといって目新しいアイデアはなかったと思います(セブンって当たり前のように至る所にあるけど、凄い革新的なことを沢山やってきた会社なんですよ)。

だた、いつもながらゴールドラット博士の、物事を分かり易く噛み砕いて伝える能力というのは健在で、読み物としてとても楽しめます。

今でこそ、コンキチは趣味「経営学」なんて嘯いていますが、8年くらい前はそんなものに全く興味がありませんでした。っていうか、そんな学問分野の存在さえも知らなかった。そんなコンキチをそういった分野に導いてくれる発端となったのが、ゴールドラット博士の「ザ・ゴール 」だったと思います。

当時、トヨタ生産方式も全く分からず、所謂ビジネス書さえも全く読んだことのなかったコンキチは、ザ・ゴール の物語の面白さと、そこで示される画期的なソリューションに胸が熱くなったのを記憶しています。

その後、トヨタ本やアカウンティング本を読み漁り、投資本を読み漁り、経営学や戦略論を読み漁り、ゴールドラット本は欠かさず読了して今に至ります(っていうか、本業の有機化学の勉強はしなかったのかと突っ込まないでください)。

SCMに耐性のついてしまったコンキチには、楽しい読み物以上の価値は見いだせなかったけれど、そういったものに触れたことのない若い人(学生さんとか)に読んでもらいたい本と思いましたね。

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Sunday, November 22, 2009

追い込む力

ここしばらく、(有機合成の)お勉強と(滞りがちな)仕事でかなり忙しかったコンキチです。それにつけても、仕事が滞る(平たく言えば、実験がうまくいかない)たびに、自己嫌悪に陥るわけなんですが、まあ、休日とかにリフレッシュして、なんとか腐らずに、のらりくらりとでも耐えながらブレークスルーを探し続けていくというちょっとした「M」気質がこの仕事(実験科学)を続けるコツ(?)なのかな、なんて最近思います。

ところで、忙しい時とか追い込まれていて時間がないときに限って、読書ってはかどるような気がするんですが、皆さんどうですか?

先日、学生(院生)並みに論文を読まなければ成らない状況に追い込まれた(っていうか、自分で追い込んだ)んですが、猛烈な読書欲に襲われ、2週間でこれくらい読みました(まあ、いずれも読み易い部類の本ですが)↓

殺してもいい命---刑事 雪平夏見
ブラックペアン1988
ひかりの剣
夢見る黄金地球儀
死因不明社会
医学のたまご


閑話休題


ああ、「追い込む力」でしたね。そう、自分を追い込むこと(あと、結果として追い込まれること)は、はっきり言ってきつい。できれば避けたいことです。しかしながら、人間は意外と強いというか耐性があるというか、なんとかなったりするもので、追い込まれると、それを克服しようと対応するわけです。で、その克服のプロセスで(多分)多くの知識を吸収し、伸びるんだろうと思います。

安寧は怠惰を生み、追い込まれた状況は緊張、競争を促す。自己を追い込むことは、自己の成長を促すものなのだ(きっと)。

このアイデアは企業というか産業の発展においても観察することができる。例えば、ポーター教授の本なのどで語られている、「健全な競争が企業であったり、産業の発展を促す」というのは有名。

個人の能力開発(教育)の場にも健全な競争は必用不可欠とコンキチは強く思います。

以上、二流の地方国立大しか卒業できなかった、なんちゃって研究員の戯言でした。

Saturday, November 21, 2009

断らない力

コンキチは「断らない力」を重視しています。

何故なら、現在の職場環境が返報性を十二分に期待できるからです。要は、「情けは人のためならず」戦略が有効に作用する環境にいるということです。

一方、「断る力」というのも世の中にはあります。以前、コンキチは「断る力」を強烈に発揮していた時期がありました(よかったら昔のブログ記事を見てください)。それは、返報性が期待できず、「情けは人のためならず」戦略が機能しない環境にいたためです。

「断る力」と「断らない力」のどちらを発揮したらいいのかは、自分が身を置く環境に依存するとコンキチは考えます。

よって、期待値を比較して期待値の大きい方を採用するのです。ただ、「断る力」が有効な環境というのは、周囲の環境が劣悪であることを意味しており、「断らない力」を発揮できるに越したことがないのは自明です。なので、「断らない力」が有効な環境に何らかの方法で遷移し、「断らない力」を存分に発揮し、ポジティブ・フィードバックの中に身を置くのがベストと思います。

「断る力」の発揮とは、セカンドベストの選択でしかないということを肝に命じるべきとコンキチは思います。

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堕天使の進路

コンキチの大好きだった、堕ちた偶像、のりピーが創造学園大学に入学するのですね(ガックシ) orz.....

創造学園大学
曰く、群馬県教育委員会から、県下の公立高校に対して、進学させないようにと指導されたバカだ大学の雄
曰く、昨年から教職員への給与の支払いがたびたび滞っているダメな大学
曰く、そのため、文科省の立入検査があったいう恥ずかしい大学
曰く、財務情報を粉飾した疑いで、私立学校振興・共済事業団から補助金を取り消された教育機関にあるまじき大学
曰く、群馬県からの補助金も50%カットされた(何故、県は100%カットしない?)。ププッ。
曰く、偏差値はボーダーフリーなのに、定員大幅割れで経営が厳しい、存在理由の希薄(ていうか皆無)な大学
曰く、土地をめぐる金銭トラブルで訴訟を起こされているとんでもない大学

こんな、まともな人間なら一顧だにしない下流オブ下流大学(っていうかお願いだから、大学っていう呼称を使わないで欲しい)にのりピーが入学すつっていう現実は、いったいどういうことなんでしょうか?

ANSWER
1) 所謂芸能人からTVをとったら、カラッポということ
2) 犯罪を犯したカラッポな芸能人が、大学(とよぶのもおこがましい大学)でお勉強して、自身を磨くとか努力的ななんとなくポジティブなイメージで、更正をアピールできる。
3) でも下流オブ下流大学では、入学から卒業まで努力は皆無でしょう。ついでにインターネットで授業うけるらしいし、完璧モラトリアム。4年くらい勉強いてるっていうことにして、ほとぼりをさましつつ、(かなり一応)大卒という身分を手に入れて、ソージャルワークに関する執筆活動とか啓蒙活動でもしたいのかな(当然、介護の実務はしない)。

一方、ダメな大学推定No. 1の創造学園大学にとっては、容疑者のりピーを受け入れることに対しては、メリットしかない。だって、上述したようなズブズブのダメさ加減の中にあっては、失うものは何も無い。そして、容疑者とはいえ、のりピーというビッグネームは、(相当頭の悪い学生に対する)強力な客寄せパンダになる可能性がある。

まあ、このプランの最大の問題は、この大学が4年後には存在していないかもしれないということでしょう。

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Sunday, November 15, 2009

勝間和代というたいしたタマ

某ブログによると、お勉強の得意な勝間和代氏は、自身の著作をマーケティングと言ってはばからないそうだ。しかも、某ブログの読者層よりも下層をターゲッティングしているという。

これには驚いた。普通、思っていても絶対言わないだろう。そんなことを言っても、自分の読者はそんなことの意味も分からないから安心と思っているのかしら?

ちなみに、コンキチは勝間氏の著作は立ち読みで3頁くらいしか読んでないのですが、その本は戦略論的な本で、ポーター教授をはじめとする戦略論の概要を(かなり)噛み砕き、箇条書きにしたような感じの本だったように記憶しています。

コンキチには買う価値が見いだせなかったのですが、まあ、これはこれで、特定の読者層にはいいのかなとも思っていました。それから時を余り経ずして、メディアが勝間氏を頻繁に取り上げるようになり、今では自己啓発のカリスマっていう感じでしょうか?

自己啓発という四文字熟語には、宗教的な趣があります(少なくとも、コンキチはそう思う)。(愚にもつかないテーマを)お勉強している課程に救いを見いだすということろが。宗教チックな香りプンプンです。

そんな、自己啓発に勤しむ若者の教祖様が政策提言する機会が与えられたことに対して、ポピュリズムって恐いなと思う二流大出のなんちゃって研究員なのでした。


それにつけても、自民党ってすっかり影の薄い政党に成り下がりましたね。

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Saturday, November 14, 2009

JR東:コングロマリット・プレミアムの真実 (3)

JR東日本が展開する本業(鉄道)以外の各種事業について、その凄さをメモしていこうと思います。

まずは、「小売り」↓

JR東が展開する主な小売り事業は、エキナカ商店街 (グランスタ、エキュート)、エキナカ•コンビニ (ニューデイズ)、駅ビル (ルミネ、アトレ)


a) エキナカ商店街 (グランスタ、エキュート、etc)
JR東の駅スペース活用事業とショッピング•オフィス事業(駅ビル)の営業利益は1,081億円で、連結営業利益の25%にのぼると言います。で、2005年大宮駅から始まった新コンセプトのエキナカ商業施設、ecute(エキュート)事業は快調のようで、2008年度の月坪売上高は伊勢丹新宿本店を上回っています↓


それに、エキナカの元祖「上野」や、東京駅のグランスタもあるからね。

b) エキナカ•コンビニ (ニューデイズ)
そして、エキナカ・コンビニ「NEWDAYS」も凄い(2008年売上高 2,055億(2005年から▲5.9%)、経常利益 59億(2005年の2.2倍))。2008年度には、あの業界の覇王「セブン-イレブン」の平均日販を超えた↓


そして、抜群の立地と、特定のセグメントを顧客にもつその戦略は、他のコンビニとは一線を画している。最近、PBの積極導入を図る通常コンビニに対して、NEWDAYSはNBが並ぶ。というのも、エキナカ・コンビニのNEWDAYSでは、利用客の六割を占める20-30代は、情報感度が高く目新しいもの好きだという(チョコレートやガムなどの一口サイズ系がよく売れるそうです)。結果、NEWDAYSでは、(NB)の新商品発売時には、市中コンビニより10倍もうれることがあるそうです。よって、NBメーカーが新商品開発のテストマーケティングに利用するそうです。これは、かつてのスーパー対コンビニという構図が、市中コンビニ対エキナカ・コンビニに移行してきた趣がある。NEWDAYSでは、NB期間限定商品の開発(NBコラボは覇王セブンの戦略でもあった)や他線への出店も画策しているという。
やるね、NEWDAYS。

c) 駅ビル (ルミネ、アトレ)
あなたは知っているだろうか?JR東の子会社ルミネとアトレが10期連続増収増益であるとこを。これは、東京の百貨店の売上高が右肩下がりの一途をたどり、ジリ貧なのに対して対照的だ。
ちなみに、ルミネとアトレの位置づけ(ポジショニング)は、前者がターミナル駅に位置し、広域からの集客でファッションに特価。一方、後者は小型駅に付属した生活密着型のSCだ。
そして、それらの規模(売上高)は、高島屋のそれを上回っている↓


JR東は、良質な顧客(自らキャッシュを稼げるビジネスマン&ビジネスウーマン)を、まず定期(鉄道)を売る。そして、エキナカ(駅構内)で囲い、さらに駅ビルで覆うという三段構えの戦略だ。彼ら(JR東)の栄光は、その包囲網の外にある所謂百貨店の凋落とは対照的でさえある。

JR東の周辺事業をあなどることなかれ!


まだ、つづく.....

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蓮舫劇場

かつてマスゴミは、小泉劇場なる言葉を造りました(科学技術政策では?な部分もあったが、コンキチは小泉政権をけっこう評価している)。

時は流れて、現在、民主党政権は「事業仕分け」なるものが行われています。最近、忙しいコンキチはその内容などは詳しくみていないのですが、美人議員の蓮舫が、容姿的に不自由な担当者をバッサリ切っていく様は、小気味よく、聴衆を引きつけるかもしれません。

しかし、仕分け人はたったの7人。そして、stop & go (っていうか、ストップ & 削減)に費やされている時間も少ないように思われる。また、対象となる事業の選別(約15%)はどのようにそて行われたかもよく分からない。ついでに、7人の仕分け人は、対象事業領域の専門性を充分に保持しているのだろううか?

はっきいいって、この事業仕分けというイベントは、

「美」=「善」(ここでは「美」=「蓮舫」)
「醜」=「悪」(勿論、「醜」は蓮舫に切られる容姿的に不自由な人達)

といった、日本人好みのイメージ戦略による吊るし上げ(人民裁判)で、民主的とは到底言い難いように思えます。まるで、出来の悪い水戸黄門を見ているような気分です。

この事業仕分けこそが、政治の劇場化と思うのだけれど、如何?

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現状維持バイアス

都心の駅脇のコンビニでは、概して(っていうか全て)決済手段として電子マネーが導入されています。はっきりいって、SuicaとEdyはかなりの確度で導入されている。

電子マネーは現金に較べて圧倒的に便利な決済手段であり、かつ、電子マネーの二大巨頭であるSuicaとEdyの運営会社は信用力もかなり高い(SuiacaはJR東日本。Edyは楽天の子会社となる予定)。ついでに、主な用途は少額決済だから、利用者側のリスクも小さい。しかも、ポイントが貯まる。

はっきり言って、電子マネーはリアルマネー(現金)と比較して、利便性、経済性ともに圧倒的に有利なのだ。それにも関わらず、未だにリアルマネーで決済している人には、現状維持バイアスを感じるな(個人的には、現金なんていう非効率的な道具は消滅して欲しいです)。

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Friday, November 13, 2009

相対的なお話

格差社会なんて言われているようでうが、その定義や如何に?

っていうか格差(違い)が皆無な社会は存在しない。人類の歴史上、無格差社会は存在しえないのだ。

ということは、広義の格差社会は人類史に等しい。格差社会を声高に叫ぶメディアは、まずその定義を明確にすべきだろう。

それから、格差があたかも悪であるような報道がなされているが、無格差社会を目指したはずの共産主義に極めて大きな格差があったとは周知でしょう。

じゃあこんなのはどうだろうか↓

A君: 年収500万円
B君: 年収500万円

5年後

A君: 年収1,500万
B君: 年収800万


格差社会の到来です。大変です。大変です。とあなたは騒ぎ立てますか?

それかたもう一つの未来があって↓

さらに5年後

A君: 年収400万
B君: 年収400万


格差社会が解消されました。万歳!!万歳!!!とあなたは歓喜しますか?


まあ、あの盛田昭夫でさえ、


幸せっていうのは他人を羨まないことだろう


と述べているくらいだから、大衆(凡人)が格差という相対的な尺度によって自己をランクづけてしまうことは仕方が無いことなんでしょうね。

ただ、格差是正を訴えるあまり、皆が貧しくなるのは嫌だな。

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サービス残業する権利

こんなこというと、人権主義者に怒られちゃうかもしれないけど、コンキチは


サービス残業する権利


っていうのがあると思います(法的にO.K.じゃないかもしれないけど)。

っていうか、極めて厳密に管理すれば、

1) サービス残業(早出も込み)を100%行っていない人は皆無
2) 勤務時間中、100%服務規程を遵守している人も皆無

と思います。

だって、人間って(いういい加減な生物は)そんなもんでしょ。

要は、程度(バランス)の問題です。

余談ですが、セクハラだって同じ問題と思いますよ。例えば、同じ発言したとしても、これまでの付き合い方の含蓄によって、言われた側の心証が大きく異なるわけです。あと、(言われた側の)個人の資質も関係する。

はっきり言って、こういう問題ってゼブラーマンみたいに白黒引けないセンシティブな問題なのです。

で、思ったのがこんなこと↓(多分、非難囂々だと思うけど)

a) 女性に対するセクハラはいけない。だって、女性は、か弱く美しい生き物だから(当然、例外有り)

b) サービス残業なんて放っときゃイイじゃん。サービス残業を強要されるなんていうけど、嫌なら受け入れなきゃいいじゃない。なんなら、サービス残業しない変わりに、基本給を引き下げて欲しいと上司に訴えてみてはどうだろうか?(とっても、リーズナブルと思う)。

c) あと、企業戦士的なワーカーホリックはそれで満足してるんだからそれはそれでいいでしょう。

よく、上司(しがない中間管理職)の相対的に組織内における強い力を背景にサービス残業を強要されるなんて聞くけど、仮にそういったものに従っているなら、それはあなたがそういった指示を受け入れているんでしょ。結局、許容してるんだよね(だったらイイじゃん)。

もし、我慢ならないなら、きっちり残業つけて、それが認められなかったら労基にチクればいい(某大手化学会社では、誰かがサービス残業を労基にチクったら、速攻査察きたらしです)。場合によっては、転職したっていい。で、そういったことができないで、サービス残業を拒否できない人って、その程度の能力しかない人なんじゃないの?

我が国の雇用慣行はイビツだ(と思う)。多分、古典的な企業では、新卒で入社して定年まで奉公するのがファンダメンタルだろうと思う。ついでに、そういった社員を育成するオプションがけっこうある。例えば、住宅ローンの利子補給なんていうのは、その最たるものだろう。こういったバックグラウンドがあるから、企業戦士や社畜といったタームが生まれたのだろうと思う。

別にサービス残業の強要とか規制しなくたってもいいでしょと思う。過労死なんていう事態も実際に起こっているけれど、それって、当人がこう判断したんでしょ↓


死ぬほどキツい業務>死とか家族との団欒とか


つまり、会社内におけるプレゼンスを最優先した訳だ。社内プレゼンスが自分の健康や家族との団欒を超越していたわけだ。だったらいいじゃん。なにも、他人が強要することじゃない。

っていうか、残業っていう概念は、労働の成果が労働時間に相関するということを前提にしている。つまり、ルーティンワークを対象に整備された制度といっていいと思います。で、ルーティンワーカーって基本的に仕事に対してリスクをとってないわけですよ。それでいて社内プレゼンスを高めたいんだったら、サービス残業やむなしとも思いますね。

ところで、「持ち帰り残業」なんていう言葉があるけど、その定義ってどうなんでしょうか?例えば、企業の研究員がお家でお勉強することは「持ち帰り残業」なんでしょうか?ちなみに、そのお勉強ってやつは業務に非常に密接していたりします(っていうか、業務そのものと言ってもいい)。つうか、論文読んで、(高額な)教科書買って、自分のレベル高めていかないと研究なんてやってらんないんですよ(プレッシャーあり、知的好奇心の充足ありで、楽しいやら苦しいやらだけど)。

サービス残業なんてどうでもいいじゃん。嫌なら断る。甘んじて受けるなら勝手に受けろ。自分の人生を最適化することにプライオリティーを置くべきだ。

こんなことを考えるコンキチは悪い人間なのでしょうか?

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Saturday, November 7, 2009

辻先生の本

犬神家の一族(市川崑版)を鑑賞したんですが、菜々子って超綺麗ですね。ウットリです。(っていうか、コンキチは菜々子みたさにストーリーを熟知しているこの映画を手に取りました。)







ところで、遷移金属触媒スーパー初心者級のコンキチは、現在、辻二郎先生の著書「有機合成のための遷移金属触媒反応」でお勉強中です。

理由は↓

気が付けば、金属の時代。見渡せば、有機合成系の論文は遷移金属触媒反応で埋め尽くされている(気がする)。(遷移金属)は、これまでの古典的な有機合成では不可能と思われたトランスフォーメーションをいともたやすく達成する(ように見える。当然、血のにじむような研究の賜物とはおもいますが)。

そんな時代の昨今、(学生時代の専門が合成ではなかった)コンキチのケミストリーはかなり錆び付いている。そう思ったからです。


それにつけても、辻先生の御本は素晴らしい。この本は遷移金属触媒のキング「ザ・パラジウム」にその多くがさかれていて、必要最小減の努力で、遷移金属触媒反応のエッセンスを最大限に吸収できるように書かれていると思われ、とってもナイスです。特に、「Pd(0)錯体の触媒反応」と「Pd(II)化合物を用いる酸化反応」の類別は秀逸で、コンキチのような初心者にもとても優しい内容になっています。はっきり言って、



合成化学の強化書の白眉です



コンキチの学生時代(十数年前)にこれほど分かりやすい本があったらどれほどよかっただろうと思います。はっきり言って、全ての有機合成に携わるものは必携と思います。


有機合成系の方は、この書籍を購入されることを強く勧めします。

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Sunday, November 1, 2009

有機合成というお仕事

「お仕事: (一応)有機合成化学」のコンキチです。

ちょっと思ったんですが、有機合成って人格形成においてとってもためになるお仕事じゃないでしょうか?

具体的には↓

a) 仕事(実験)は、思い通りにいかないことが多く、ブレークスルーを見い出すまでor徹底的にやり尽して、もうどうしてもダメというところまで根気よく、辛抱強く、我慢強く、折れることのない諦めない心構えで取り組まなければならない。
→忍耐力がつきます。多分、キレにくくなります。寛容力がUP↑すると思います。少くとも自殺しようとは思わなくなるでしょう。

b) お仕事(実験)が思い通りに進まないとき(よくあるんですが)、そういった場合、実験結果を解析し、考察し、文献などを参考にしながら、ブレークスルーを自らの力で産み落とさなければなりません。
→「考える力」がつきます。多分、エセ科学や投資詐欺、ポンジー、新興宗教に欺されにくくなります。

c) 科学の世界では、無数の新技術が論文などを通じでドンドン集積されて行きます。そういった莫大な情報をキャッチアップしなければならず、とりあえず、継続的に勉強しなければなりません。
→今流行(?)の生涯学習ってやつです。

どうですか?有機合成は人生を豊かにするお仕事だと思いませんか?そこの料理好きな中高生の皆さん。思い切って化学を勉強して大学の化学系の学部(理学部化学科とか工学部応用化学化とか薬学部)に入学してみませんか?そこそこよい給料も(多分)ついてきますよ

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