2013年8月31日土曜日

C層の研究 : 保守とはアンチ構造改革である


日本をダメにしたB層の研究」(http://researcher-station.blogspot.jp/2013/06/blog-post_15.html, http://researcher-station.blogspot.jp/2013/06/b.html, http://researcher-station.blogspot.jp/2013/06/b_19.html)の著者、適菜収の新作「日本を救うC層の研究」を読了しました。

著者の適菜収は、議会主義と古典を愛する真の保守主義者で、民主主義(民主政)を毛嫌いし、選民政治を志向するちょっとエキセントリックな人物です。大の三島(由紀夫)推しで、世にはびこるジャリタレが大嫌い。モノマネ芸人大好きで、好きな芸人は青木隆治、荒牧陽子、松村邦洋、ダチョウ倶楽部、コージー冨田、神無月、コロッケ、清水ミチコ。嫌いな芸人は、アンガールズ、高橋真麻、友近。率直に言ってお友達になれそうな気はしませんが、上から目線のその視座には、はっとさせられる部分も多くあります。ちなみに、この本の著者は構造改革否定派みたいだけど、ボクは構造改革肯定派です(最早、構造改革のなかに共産主義的な思想は死んでいて、現実的には構造改革は規制改革と同義と思います)。

まず、この本のタイトルにもその名が冠されている「C層」なるものは何者かというと、構造改革に否定的でかつIQが高い層、すなわち頭のいい保守であり、構造改革のいかがわしさを筋道たてて説明できる層だそうです。

構造改革(規制緩和、共有地の悲劇の回避のための規制強化、小ささ政府)というのはこれまでのシステムを破壊するある種の革命であり、グローバリズムに代表される近代的価値を信奉する改革派の主張です。それに対抗するのが真の保守主義であり、古典や伝統を重視した反グローバリズムの立場に立つ人達と言います。

ボクは著者の反民主主義の思想にはシンパシーを感じるけど、アンチ構造改革の主張には首を傾げざるを得ません。

ボク的には、今の日本の体たらくは、古くさくなって適応不全となった産業構造(保護主義)や社会システム(肥大化した社会保障制度)をムダな金をかけて温存するといった停滞という名の後退だと思っているので、実質的にアンチ構造改革とは怠惰な既得権保有者のムダな保護にしか見えません。

まあ、鎖国したりテクノロジーを廃して非効率化の名の下にみんなに仕事を回し、自由を制限してみんなで貧しくなるっていうのも個人的にはそう悪くないかもしれないと思うけど、それは非現実的じゃない?

っていうか、構造改革(規制緩和、共有地の悲劇の回避のための規制強化)のいかがわしさを筋道たてて説明して欲しいと思いました。ボクのつたない読解力では、彼のロジックは、構造改革は全体主義的革命思想で、革命は伝統•秩序•自由を破壊するからダメというちょっとすっ飛んだ考えにしか思えませんでした。。それに「保守」と「守旧」は紙一重の言葉遊びっしょ。


つづく.....

New Trifluoromethylation Reagent

あの有機合成化学者作家の喜多喜久氏の最新作「化学探偵Mr.キュリー」を読了しました。

で、率直な乾燥なんですが、

ガッカリです

本作は、探偵役の理学部化学化の准教授と、ワトソン役の大学庶務課の新人事務員が、学内を中心にして起こる不可思議な事件を解決していくミステリ短編集ですが、一ミステリファンとしてこの作品にミステリとしての重さが全く感じられないんですよね。っていうか、まずタイトルがあか抜けない。

そして、内容は「ガリレオ」と「ビブリオ古書堂の事件手帳」を足して二で割った出来の悪いイミテーションかと思いました。はっきり言って、化学(ケミストリー)ネタを無理矢理絡めようとしているとうふうにみえて極めて陳腐な内容と思いました。それから、第三話の「人体発火の秘密」は化学者のモラルを疑われかねない作品に仕上がっていると思います。

著者は、「今後の作家人生で、このシリーズだけを書くことになったとしても、何ら後悔しない(see http://www.chem-station.com/blog/2013/07/-mr725.html)」と述べていますが、悔い改めて欲しいと思いました。ボク的には、ケミストリー三部作(「ラブ・ケミストリー(http://researcher-station.blogspot.jp/2011/03/blog-post.html)」、「猫色ケミストリー(http://researcher-station.blogspot.jp/2012/05/2.html)」、「ラブ・リプレイ(http://researcher-station.blogspot.jp/2012/10/70.html)」)や、「美少女教授・桐島統子の事件研究録(http://researcher-station.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html)」のようなモラトリアム系サイエンスオタッキーをターゲットにしたサイエンス•ファンタジー•ミステリ(オレの上司曰く、少女マンガみたい)に作風を戻して欲しいと思いました。喜多氏の次回作に期待したいと思います。


閑話休題


こんな文献を読んでみました↓

Amidirate Salt of Hexafluoroacetone Hydrate for the Preparation of Fluorinated Compounds by the Release of Trifluoroacetate
Org. Lett., 2013, 15, 208-211.

カルボニル化合物への求核的トリフルオロメチル基付加反応につかう新しい試薬を開発したというお話です。

Fragmentation of Hexafluoroaceton Hydrate
J. Org. Chem., 1968, 33, 2100-2102.

著者らは上記Schemeで示されるトリフルオロアセテートの放出を伴う反応にインスパイアされて、次のような反応を開発してきました↓

J. Am. Chem. Soc., 2011, 133, 5802-5805.


trifluoroacetate-release olefination
J. Org. Chem., 2011, 76, 3676-3683.


J. Org. Chem., 2011, 76, 9163-9168.

でThis workですが、著者らは無水条件でCF3アニオンを出せれば、Hexafluoroacetone Hydrateのフラグメンテーションのプロセスが使えるんじゃないかと考え検討を進めていき、その目的に適した新たな試薬と、それを用いた反応を開発しました(水の存在下、CF3アニオンはCF3Hになるらしいです)↓

A New Trifluoromethylation Reagent : Hexafluoroacetone Hydrate Amidinate Salt



モデル化合物を使って決定した最適条件は、amidinate salt (1.2 eq.), tert-BuOK (4.4 eq.), n-Bu4NCl (4.4 eq.), DMF, -30˚C。反応例は、カルボニル化合物(アルデヒド、ケトン)で11 examples, 78-96% Yield。ジスルフィドでは、フェニルジスルフィドで73% Yieldです。

tert-BuOKにn-Bu4NClを作用させることで、カウンターイオンの交換が起こり、tert-BuOBu4とKClが生成すると考えられます(なんか固体が発生する)。

それから、この新amidinate salt の他の適用例としてこんな反応にも使えるぜとアピールしています↓


このトランスフォーメーションは、フルオロホルムのC-F活性化を経たリチウムエノレートのジフルオロメチル化がオリジナル(Mikami et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2012, 51, 9535-9538. 33-82 %)ですが、著者らが開発したamidinate saltを適用することで、系内で発生させたフルオロホルムをバブリングさせることで反応を進行させることができます(ハンドリングは大幅に向上ですね)。

ボク的にはトリフルオロメチル化って、人生でまだ一度も経験したことないんですが、このamidinate salt 試薬は使い勝手がかなり良さげと思いました。機会があったら是非使ってみたいと思った二流大出のテクニシャン(研究補助員)でした。


2013年8月28日水曜日

Direct Amidationを遂行せよ

春に食べたラーメン(コンキチの愛読書「ラーメン発見伝」に原作協力している石神秀幸とラーメン花月嵐がコラボレーションしてできた期間限定ラーメン)のメモです(http://www.k2-museum.jp/limited/104_tenshou_01.html)↓

-牛肉麺 天晶 (780 JPY) memo-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
麺は平打ちの軽くちぢれ麺。きしめん様。率直に言って、特筆すべきデリシャスな点はあまりない。スープは辛•酸•甘が各々穏やかにバランスしていて悪くない。そしてパクチーと良くあう。具は、パクチー、糸唐辛子、牛肉、ネギ。このラーメンは麺を旨く食べるためのラーメンじゃなくて、牛肉を旨く食べるためのラーメンためのラーメンと思いました。牛肉、麺、スープ、パクチーを一緒に食べるとなかなか旨い(但し、感動的というレベルでは全くない)。良く出来たチェーン店ラーメン。


閑話休題


こんな文献を読んでみました↓

Direct Synthesis of Amides from Carboxylic Acids and Amines Using B(OCH2CF3)3
J. Org. Chem., 2013, 78, 4512-4523.

Direct Amidationのお話です。

カルボン酸とアミドの脱水縮合によりアミドを作るという反応は、最も古典的な反応の一つで、今日までに様々な縮合剤などが開発されてきましたが、真にGreen Sustainable Chemistryを志向した実用的なDirect Amidationは殆どないと思います(要は、原子効率が低い)。

最近、幾つかの実用的なDirect Amidationが報告されていますが、基質一般性に問題があるようです(例えば、Direct thermal amide formation→Chem. Commun., 2012, 48, 666-668.; Radiofrequency heating under neat conditions→Org. Biomol. Chem., 2013, DOI:10.1039/C2OB26930A)。

また、金属が触媒するアミド化も報告されていますが、これらの反応は禁水条件が必要で(一応、著者らはその点が問題と考えていま)す(Ti(OiPr)4Synlett, 2012, 23, 2201-2204.; Cp2ZrCl2Chem. Commun., 2012, 48, 666-668.; ZrCl4Chem. Eur. J., 2012, 18, 3822-3826.)。


著者らが注目しているDirect Amidationは、ボロンが触媒するアミド化ですが、この種の反応は、副生する水の除去と、比較的希釈条件下での反応、しばしば化学両論量のボロン試薬が必要になる、無水条件が必要になる、過剰の酸またはアミンが必要になる、比較的活性化された基質に限られるといった問題が指摘されています。

で、著者らの最近の報告なんですが、こんな反応を報告しています↓

Org. Biomol. Chem., 2011, 9, 1320-1323.

シンプルなホウ酸エステルがDirect Amidationやアミド交換反応に有効だっていう報告です。(この論文は読んでないけど)B(OMe)3も幾つかのケースで有効なんだそうで、興味をそそられます。

B(OCH2CF3)3を使った触媒的Direct Amidationは↓

(1) より活性が高く
(2) より多くの基質に対して有効で
(3) シンプルな操作手順
(4) オープンエアでもオッケー
(5) 等モルの酸とアミンの使用でオッケー

という好ましい特徴があります。

ということで、本報では、

(i) B(OCH2CF3)3の大量合成法
(ii) アミド化の広範な基質一般性(68 examples)
(iii) DMFとのアミド交換反応を介したアミンのホルミル化
(iv) 固相精製法

について報告しています。

まず、B(OCH2CF3)3の調製法についてですが、最初の合成法はこんな感じ↓


収率はなかなかの高収率ですが、著者らは極低温条件とBBr3が高いことを改善すべき点と考え次のような反応を探して(Monatsh. Chem., 1969, 100, 1489-1493.)、マルチグラムスケールで調製可能であることを示しました(HBrがモリモリ発生するのは気分悪いけど、ホントにcryogenicな条件が必要なのかは疑問)。


このプロセスのウリは、CF3CH2OHがリサイクル可能で、B2O3がBBr3よりも安くて湿気に敏感じゃないことです。でも、スケールアップすると収率が低下していくっていうのはかなり頂けないと思います(しかも、通常蒸留による精製は量が増えるほどホールドアップとか大気ロスが減るので収率が上がる)。

基質一般性の検討はかなりの数が検討されています。


スタンダードな条件は、カルボン酸とアミンのモル比は1:1, B(OCH2CF3)3 (2 eq.), CH3CN, 80℃。solid phase workupでクロマトなしで簡便かつ迅速な後処理-精製も可能です(aqueous workup (acid and base washesも可)。

solid phase workupは、反応液をCH2Cl2、AcOEt、水で薄めてAnberlyst A-26(OH), Amberlyst 15, Amberlite IRA743 (ボロンスカベンジャー)をボディフィードして30分撹拌したあと、MgSO4乾燥して、樹脂とMgSO4をまとめてろ過して終了。このオプションのメリットはデマジでデカイと思います。


あと、嵩高い基質や反応性の低い安息香酸誘導体との反応において、スタンダード•コンディションでは収率が上がりませんが、より激しい条件で収率が改善します

それから、とりあえずかなりイマイチな結果に終わったものをメモしてみます↓



ちなみに、B(OCH2CF3)3は室温、不活性雰囲気下で少なくとも4ケ月はもつそうです。


2013年8月25日日曜日

トリフェニルホスフィンオキシドを減らせ

鰻はあんまり好きじゃなくて、穴子派のコンキチです。より具体的には、鰻は刺身が好き。蒲焼き白焼きは嫌い。穴子は白焼き派です。で先日、旬の穴子を食ったときのメモです↓


-日本橋 玉ゐ 室町店 memo-

-30食限定ランチ (1,000 JPY)-
-RATING (Conger)- 
-RATING (Sashimi)- 
-REVIEW-
煮穴子のお重、刺身(赤身、帆立)、お新香(玉ねぎ、ピリ辛の胡瓜の漬物)、味噌汁のセットで、大盛り無料。
煮穴子は2切れ。薬味は柚子、山葵、胡麻、葱がついてくる。白焼き派のコンキチとしては、「こんなもんなのかな」という感想。タレは旨いが、感動はなし。プラス200円で出汁をオーダーできる。で、最後、出汁をかけてお茶漬けにするんだけど、それがとても旨い。但し、出汁とタレのシナジーは全く感じられず、むしろ、出汁の旨さがタレで消されていると思った。
刺身は赤身(小3切れ)、帆立(3切れ)。赤身はブロック的な切り身で、味もそんなに良くなく、歯切れも良くないし(少しスジが入ってる)、形が悪いので醤油ののりも悪い。帆立は鮮度が良さそうでぷりっぷりっなんだけど、実はコンキチは帆立の刺身自体にありま興味が無かったりするのでどう評価していいかよくわからない。

-出汁 (200 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
鉄瓶で提供される穴子の出汁。上品で滋味豊な味でとっても美味しい。上層と下層で濃淡があり、上層は薄く、下層は濃い(抽出時間と抽出対象物からの距離に依存するのでしょう)。特に、後半の濃厚スープは絶品。是非注文した方がいいと思う一品。

-あなご酒 (1,000 JPY)-
-RATING (Sake)- ★★☆☆☆
-RATING (Conger)- ★★★★★
-REVIEW-
燗酒は菊正宗生酛。あなご酒は酸味が際立つが、香り立ちも殆どなく凡庸な味。あなご酒自体は凡庸だが、中に入っている焼いた穴子の身はとっても美味しい。

穴子の刺身を期待して行ったんですが、残念ながらメニューにありませんでした。穴子専門店なので、次回は白焼きと天ぷらを試してみたいなと思いました。


閑話休題


「気ままに有機化学」さんで紹介された論文
(http://chemistry4410.seesaa.net/article/367513628.html)を読んでみました↓


Development of a Scalable Synthesis of Oxadiazole Based S1P1 Receptor Agonist
Org. Process Res. Dev., 2013, 17, 666-671.

プロセス化学の文献です。で、個人的に興味を持ったの二点。光延反応後のPh3P=Oの除去法と、中性条件下でのエステルの加水分解です。


光延反応後にクロマトを回避したトリフェニルホスフィンオキシド(TPPO)の除去は、ポリマー担持トリフェニルホスフィンや水溶性トリフェニルホスフィン誘導体を使用することでも達成されますが、コストや入手容易性に問題があります。そこで、著者らが見出したコストイフェクティブな方法は、トリフェニルホスフィンオキシドと塩化マグネシウムとの難溶性の錯体を形成させ、ろ別して取り除くという方法です(WO1998007724)。

Solvent Dependence of TPPO Removal Efficiency
CH2Cl2
THF
PhMe
TPPO removed (%)
45
80
>95
Complex Solubility (mg/mL)
57
5.2
2.1

ちなみに、著者らの方法では、溶媒のトルエンを使い、MgCl2処理した後にヘプタンを加え、過剰のMgCl2、TPPO-MgCl2錯体、還元されたDEADをろ別して(次の反応に問題ないくらい)取り除いています。


あと、上記Schemeの最後のtert-ブチルエステルの加水分解ですが、普通に酸性条件下で加水分解を試みると、ピリジンユニットに結合しているiso-プロピル基も幾分外れてしまうそうです。この副反応を回避する加水分解条件が、TMSOTf-Et3N(Synthesis, 1980, 545.)を使った中性条件下での加水分解で、一旦シリルエステルをつくって加水分解します。


ところで、トリフェニルホスフィンオキシドの除去っていえば、他にもこんな方法があることを思い出しました。

光延じゃなくてWittig反応でなんですが、こんなのがあります↓

Tetrahedron Asymmetry, 2011, 22, 323-328.

著者らは、50%程度のDMF水溶液に対するTPPOの溶解度が大きいことを見出し、反応後50% DMF水溶液とヘプタンで液-液抽出することで、カラム精製することなしにTPPOを除去することに成功しています。

あと、個人的にやったTPPO除去法なんですが、抽出溶媒にトルエン-ヘキサン、洗浄液に60%程度のメタノール水溶液を使ってTPPOを取り除いたことがあります。

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難溶性TPPO-MgCl2錯体の形成と中性条件下でのエステル加水分解は覚えておいて損はないかなと思った、二流大出のテクニシャン(研究補助員)でした。





A Researcher Invests Overseas

先日、超久しぶりにホワイト餃子食べにいきました。そのときのメモです↓


-ホワイト餃子 柏店 memo-

-焼餃子 10コ 420 JPY-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
独特の調理法のためだろうか、少し厚みを感じる皮は外がパリパリで内側はモチモチ感が残っていてとても美味しい。餡は普通。皮がもの凄く旨い。
-スープ水餃子 8コ 460 JPY-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
薄っーいワカメスープに普通の水餃子が浮かんでいる。特筆すべき点はなし。

-餃子定食 750 JPY-
-MEMO-
焼餃子、ライス、ワカメスープのセット

瓶ビールは、ハートランド、一番搾り、クラシックラガー、スーパードライが揃っており(各500 JPY)、缶ビールはバドワイザー (390 JPY)がある。ビールで焼餃子をつまむための店と心得るべき。


閑話休題


最近、環境が整ったのでInteractive Brokers証券(Interactive Brokers LLC)っていうアメリカの証券会社に口座開設してみました。この証券会社はアメリカ随一のディスカウント•ブローカーで NASDAQに上場している会社です(ティッカーはIBKR)。幾つかの書籍やWeb Siteでも紹介されていて、まあ海外投資を志向する投資家の間では超メジャーな米国証券会社と思います。

で、この証券会社を使うボク的なメリットは↓

a) 各国の株式市場にアクセスできる
b) 安く送金できる
c) 外貨への両替がとても安くできる
d) 手数料がとても安い
e) (万が一の)預金封鎖の対策になる(と思う)
f) インタラクティブ•ブローカーズ証券株式会社(Interactive Brokers LLCの日本法人)が口座開設の取り次ぎサービスをしてくれる(日本語サポート有り)
etc.

デメリットは↓

a) なにもしなくても毎月10 USD(=120 USD/year)は費用がかかる
b) 税金関係が面倒くさそう
etc.

といったところでしょうか。

米国証券ということで「口座開設って面倒なんじゃないの」と思うかもしれませんが、実際はめっちゃ簡単で、国内ネット証券に口座開設するより容易に口座開設することができます。

申し込みは全てインターネットネット上で完結します。海外の金融機関なんだけど、パスポートさえ必須ではなく、身分証明書類、住所確認書類もデジタルデータをアップロードすればオッケー(Citibank銀行も同様のシステムを構築していて簡単に口座開設できる。他の日本の金融機関も見習って欲しいと思います。)

で、口座開設までの具体的な流れですが、こんな感じです↓

step 1   インタラクティブ•ブローカーズ証券のweb siteの口座開設申込みフォームから必要事項を記入し、身分証明書類、住所確認書類をアップロード

step 2   二日後、本人確認書類を確認したっていうメールが届く

step 3   口座開設申込みから4日後。書留が届く(配達時に不在だったので翌日受け取る)。この書留受領をインタラクティブ•ブローカーズ証券が確認することで本人確認手続きが完了。

step 4   口座開設申込みから9日後。口座開設完了のメールが届く。

step 5   口座開設申込みから12日後。送金の準備が整ったので、送金する。その日の内に着金が確認され、晴れてInteractive Brokers LLCデビュー(っていっても何もしてないけど)を果たす。

っていう感じです。

あと、インタラクティブ•ブローカーズ証券まめ情報↓
a) 日本法人は12人で回していて、その大半がIT系のプログラマー
b) 今後開拓しようとしている市場はブラジルとタイ
c) 米国株取引等のサービスを提供している証券会社もインタラクティブ•ブローカーズ証券のシステムを利用している

だそうです。

とりあえず、Interactive Brokers証券(Interactive Brokers LLC)デビューを記念してAppleの株主になってみた二流大出のテクニシャン(研究補助員)でした。

2013年7月27日土曜日

住宅ローンはギャンブルである

最近、通勤時に使ってるiPodをiPod shuffle 3GからiPod nano 7Gに変えたんだけど、凄く良いね、iPod nano

超軽薄ボディー(31 g, 5.4 mm)に16Gの大容量。2.5インチのディスプレイで再生される動画も想像以上にクリアで見やすい。ラジオも聴けて、歩数計機能もついてていい感じです


閑話休題


2001年に刊行された「ゴミ投資家のためのインターネット株式投資入門 デリバティブ編 」を久しぶりに再読しています(本書はデリバティブ(金融派生商品)の入門書で、スワップ、フューチャー(先物)、オプションについて解説しています)。

住宅ローンもデリバティブなんですが、それを解説する件で住宅ローンのギャンブル性につての記述があります。で、この本によると↓

変動金利の住宅ローンは、銀行がインターバンク市場の金利にマージンを乗せて貸し出すことでほぼ無リスクでマージン分の収益を得ることができる銀行にとって美味しい商品で、借り手が将来の金利リスクを全て背負うことになるハイリスク商品であるといいます(ちなみに住宅ローンはデリバティブ商品)。

すなわち、変動金利ローンを借りるということは、将来、金利が大きく上昇しないという賭けをしていることと同じで、賭けに勝てば安い金利でローンを借りれてラッキーだけど、賭けに負ければ金利上昇でスーパーカッツカッツ状態に陥ってしまうことを意味しています。

変動金利の住宅ローンは銀行が胴元になって行うギャンブル

そういうことです。

他方、固定金利の住宅ローンはというと将来の金利が上昇することに賭けていることになり、賭けに負けた場合は、変動金利にしとけばもっと安かったのにと残念がる程度で、損失は限定されます。


ちなみにオレって去年の4月に住宅ローンを借り換えたんだけど(2回目)、その時の金利は20年固定で1.849%。で、同じ金融機関の今月のローン金利は1.740%。未だにマジ未曾有の超低金利だと思うんですが、住宅ローン金利上昇でローン負担が大変とかぬかしてるマスゴミコメンテーターってタイムスケールが刹那的で、定量的視点が欠落してるよね。っていうか建設会社からプレッシャーかけられてるの?

それから、何ヶ月か前の朝スバッ!で八塩圭子アナが、変動金利で住宅ローン借りてるけど今後の金利上昇が不安とかいってたけど、「だったら固定金利に借り換えろや!」って思うのはオレだけ?こんなコメントぬかす間抜けな人間が関西学院大学商学部准教授や学習院大学経済学部経営学科特別客員教授とかやってたかと思うと空恐ろしい気持になります。ひょっとしてポジショントークですか?それなら人として信用できず輪をかけて問題と思いますが。

とりあえず今分かってるのは、現政権はインフレ率2%実現するって言ってるんだから、現在の低金利長期固定住宅ローンはお宝ローンってことです。


2013年7月7日日曜日

竹林はるか遠く

最近、アマゾンで話題沸騰の「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」の原書である「So Far from the Bamboo Grove」を読了しました。

 1945(昭和20)年、敗戦の間際に母、姉とともに当時住んでいた羅南(現在の北朝鮮・咸鏡北道清津市)を脱出、決死の朝鮮半島逃避行を経て、 日本へと引き揚げてきた著者(擁子)自身の体験を綴った自伝的小説です。


この本がボクに教えてくれたことは、当時の朝鮮半島には親日的な朝鮮人と反日的な朝鮮人がいたこと。親日的な朝鮮人は日本人に良くしてくれるが、反日的朝鮮人の中でも特に抗日パルチザンは節操がなく、民間人(日本人)を蹂躙することを全く厭わず、略奪の限りを尽くし、年頃の女性と見るや強姦を試みたということ。そして抗日パルチザンは親日的な同胞に対しても殺戮・略奪を厭わなかったこと。さらに、終戦後、"南側"の民間朝鮮人も日本人女性を隙あらば強姦していたことです。

レイプ狂の反日的な朝鮮人の脅威から身を守るため、擁子(11歳)と姉の好(16 歳)は髪を短く切り、男子の装いで彼ら朝鮮人レイプマンを欺いていました(さらに好は、胸をさらしできつく巻くことで防衛していた)。本書の中で、好は抗日パルチザンから1度、民間朝鮮人から1度の計2度レイプの危機に瀕し、その都度なんとか危機を脱することができましたが、無理やり犯されて泣き叫ぶ他の日本人女性の描写がいくつか綴られています。
see二日市保養所


ところで、本書は1986 年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞し、アメリカの中学校の教材(副読本)として採択されたと言います。また、著者は1998年のボストン図書館が最も推奨する児童文学者(Literary Lights for Children)に選ばれ、ガンジーやマザー・テレサ、ダライ・ラマも受賞したというピース・アビー(平和のための修道の家)の賞も受賞しているそうです。こんなにも評価の高い本にもかかわらず、原書の出版から邦訳版が出版されるのに27年もの歳月を要したのはいったいどういうことなのでしょう。ボク的には、なんらかの悪意があったと思わざるを得ません。だって違和感ありありでしょ。

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最近、旧日本軍の従軍慰安婦の強制連行問題が大衆の耳目を集めたりもしたようですが、明確な証拠もなく、曖昧な証言しかしない(辻褄があってない)被害者と称する輩の証言を鵜呑みにし、「私が悪うございました」と盲目的に謝罪する姿勢は、事なかれ主義であると軽蔑の譏りを受けるのみならず、嘘つきの駄々っ子プレイを助長する極めて無責任な行為であるということを自覚すべきではないかと思います。

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竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」の発売日が迫っています。




2013年6月19日水曜日

B層オリエンテッドマーケティング

先日、柏市の公設市場の中にある大和寿司っていうお店に行ったので、メモします↓

-大和寿司 memo-
席はカウウター7席と小上がりに6人がけのテーブル×2と4人がけテーブル×3。見た目元ヤンっぽい(多分)夫婦が営業。旦那さんは強面で、奥さんは金髪美人(染めてるだけで日本人ね)。

-天狗舞山廃純米 (600 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
雪冷えで提供。やっぱ、鉄板の旨さ。

-Bランチ(並握り七貫、サラダ、小鉢、お新香、お椀) (1,000 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
並握り七貫は、赤身(肉厚でjuicy。フィニッシュにはすっきりした酸味。ネタの形は悪い)、サーモン(肉厚で旨い。しっかりしたコク。舌触りも良し)、寿司海老、帆立(大きくて、少し水っぽい)、カンパチ(プリップリのヌルッヌル)、真鯛、(多分)甘鯛(あまり旨くない)。全体的にネタが肉厚で寿司としてのバランスが悪い。シャリは少し硬くてあまり旨くない。ネタの鮮度は良いのかもしれないが、握りの技術には全く感心できない。

きっともう行かないと思います。


閑話休題


適菜収の「日本をダメにしたB層の研究」にはクリティカルマスたるB層をターゲットにしたマーケティング手法が軽く開陳されています。

B層向けマーケティングについて上から目線で解説した本といえば、瀧本哲史の「僕は君たちに武器を配りたい」を思い出しますが(see http://researcher-station.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html)、「日本をダメにしたB層の研究」はさらなる上から目線で語られています。

薄利多売スキームで商売している企業は、マス・マーケットをターゲットにローエンド品を売るので、自然とB層という愚かな大衆を攻略することになると思われます。

で、適菜収のこの本にはローエンド・グルメにちなんだ話があります↓

B層がこよなく愛し行列をつくる飲食店、すなわち「B層グルメ」というのがあって、B層グルメは、行動心理学から動物学まで最新の知見を駆使し、B層の趣味嗜好・行動パターンを分析した上で商品設計されているといいます。店の立地、席の配置、照明の角度をマーケティングにより決定し、さらに「産地直送」「期間限定」「有機栽培」「長期熟成」「秘伝」「匠の技」といったB層の琴線に触れるキーワードを組み合わせてB層に訴求しているのだそうです。

これってあれだね。ボクの愛読しているラーメンマンガ「ラーメン発見伝」で出てきた話と一緒だね、要は、


客はラーメンを食ってるんじゃない!! 情報を食ってるんだ!


という台詞に集約されると思うんだけど、そういうこと。

多くの大衆は味なんかよく分かってなくて、「産地直送」「期間限定」「有機栽培」「長期熟成」「秘伝」「匠の技」といった「実際の味」とは何の相関関係も見出すことのできない薄っぺらな付加情報を脳内で咀嚼することで旨く感じているだけなのかもしれません。実際、お笑い芸人とかアイドルのグルメレポートは「旨い」とか「美味しい」とかしか意味のないことしか言わない。

さらに適菜氏、B層は即物的な快楽に流されると言い、B層向けの飲食ビジネスは動物としてのヒトのエサをつくることであり、食文化とは関係がないとバッサリ切り捨てています。具体的には砂糖をぶちこむことがB層向けの解だといいます。

B層寿司では酢飯に無闇に砂糖をぶちこむみ、弁当屋では惣菜に砂糖をぶちこむみ、焼き肉にもハンバーグにも玉子焼きにもたくさん砂糖を入れるらしいです。そして、逆に味を洗練させると売れなくなってしまうといいます。  
(本書では酢飯にサッカリンもぶち込んでるって書いてあるけど、食品衛生法の規制範囲内でぶちこんでるってこと?)

なかなか辛辣で、けっこうキてるね。でもこの本の内容を盲信するのは危険だ。だって、適菜氏は「卑劣な人間は卑劣な顔をしているし、悪人は悪人顔をしている」といった、人の本質は人相に現れると主張しているんだけど、これってブーメランで、ボク的には適菜氏の写真をみて人相判断すると、「日本をダメにしたB層の研究」というこの本は信用に足らない駄本であると結論付けることになるから。

この本を盲目的に信用して読むか、批判的な視座を持ち取捨選択しながら読むか。ボクはこの本がA層とB層とを峻別する踏み絵にたいな役割を果たしているんじゃないだろうかと考えています。

2013年6月16日日曜日

B層政治家列伝

以前訪れた温泉のメモです↓

-中崎山荘 memo-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
露天は無色透明の硫黄泉。内湯は乳白色のアルカリ単純泉。充実の泉質。施設は綺麗で、とっても温泉ライフをとっても満喫できる。低温の温泉ミストサウナがあるんだけど、これがまたけっこう気持いい。入湯料は800円。もし近所にあったら通い倒したくなるレベル。


閑話休題


日本をダメにしたB層の研究」で紹介されているB層政治家のメモです↓


黒岩祐治 (1954年-)
神奈川県知事。2011年4月に行われた神奈川県知事選で、「2011年夏までに5万~15万戸に太陽光パネルを設置する」、「4年間で200万戸の太陽光パネルを設置」という公約を掲げて当選するも、当選翌日には「具体的な議会の日程などを考えると、時間がない。夏の冷房需要に間に合わせるということは別枠で考えないといけない。公約は修正させていただく」と発言し、同年10月には、「あのメッセージは役割を終えた。忘れてほしい」と宣う筋金入りの詐欺師。


菅直人 (1946年-)
「法の下の平等(憲法14条)とは、形式ではなく、実質的に弱い立場の被害者が早急に救済されるものでなくてはならない」と発言すし「社会正義は法に優先する」という「個人的な思想信条を法に優先させる」全体主義思想の持ち主。自著で独裁と反文明主義を賛美する狂人でもあるという。官僚は大バカとか嘯いて、乗数効果も知らないで財務大臣になっちゃった、実は自分が一番のバカ。自身の資金管理団体がパチンコ屋を経営する在日韓国人から違法献金を受けていたりと、東工大の面汚しであることは間違いない。


鳩山由紀夫 (1947年-)
「歴史を変えるのはわくわくする」とか「日本の歴史が変わると思うと身震いする」とか言っちゃう危ない感じの金持ちのボンボン。
挙げ句の果てに「国民が聞く耳を持たなくなった」と嘯く責任転嫁型政治家。トンデモ発言には枚挙に暇がないが、米軍普天間飛行場移設問題に関するインタビューで 『「何も考えていないんじゃないか」と言われるから、「腹案がある」と言ったんだ けどね。もうこれ以上、普天間の話はしなくていいでしょう。』と答えたのには開いた口が塞がらなかった。ナチュラル・デマゴーグ。


小沢一郎 (1942年-)
皇室に対して卑劣な嫌がらせを続けてきた。検察陰謀論に取り憑かれており、議論が苦手で癇癪を起こしたらつくったものを壊すだけ。原発事故後は真っ先に逃亡を図り、最後は泥舟から逃げ出した。権力フェティッシュ。三権分立の破壊と権力の集中を図り、政府与党一元化、陳情窓口の幹事長室への一元化を推進した。
主な業績↓
・左派勢力を利用して55年体制を葬った
・政治制度そのものを自らの目的に合わせて改変した
・ポピュリズムにより民主革命を起こそうとした
政治改革法案と政党助成法で二大政党制の樹立と権力の一元化を目指した。すなわち、小選挙区・比例代表並立制では、基本的の上位二政党の勝負のなり、政治家個人の資質以上に党首の人気や分かり易いスローガン、社会福祉、減税などが選挙の趨勢を握る。彼はそういったポピュリズムを露骨に導入した(「国民の生活が第一」、戸別所得補償制度、子ども手当)。さらに、政治家個人の資金調達を規制することにより、党本部が党所属の財布を抑えた。これらにより、党本部が選挙の趨勢とカネを握ることになり、党員の拘束を容易にした。B層にはマニフェストの矛盾が届かないことを見抜いていたという。
あと、初公判を終えた後に開いた記者会見で、国会の証人喚問で説明責任を果たす意思を問う記者を「睨みつけ」て、「君は三権分立をどう考えているの」と逆質問して、「もうちょっと勉強してからまた質問してください」と発言したことは、話題を変えたり話を反らしたいときの典型的な常套手段だ。


橋下徹 (1969年-)
橋下徹の特徴↓
・二言目には「民意」を持ち出し反対意見を退ける(「教育に民意を反映させる」「市職員は民意に従って動いてもらう」など)。これはロペスピエールやヒトラーが使ったロジックと同一であるという。
・「抵抗勢力」を仕立て上げ対決姿勢を示すことでB層票を集める手法をとる(小泉純一郎に心酔しているという)
・メディアを最大限に利用し、次々と新しいトピックを打ち出す(大衆運動は飽きられたらそこでストップする)。実現不可能なトピックを打ち出し、B層を誘導した後に、タイミングを見計らってこっそり撤収する。
日本をダメにしたB層の研究」の著者である適菜氏によると、政治の腐敗、議員の劣化、あらゆる革命思想、反文明主義、国家解体のイデオロギーを寄せ集めたものが、彼の大衆運動を支えているという。橋下徹は国会解体のイデオロギーをもつアナーキストであり、全体主義(非現実的なプロパガンダにより社会不安を煽り、その中で既成の権力を解体していく大衆運動)を牽引している天性のデマゴーグだという。。
橋下徹の「撤回」の歴史↓
・2012年2月 「相対評価で最低ランクが二年続いた教員」を分限免職の対象とする案を教育関連条例に盛り込むことを撤回
・2012年3月 市水道局の民営化を唱えるものの月末に撤回
・2012年4月 関西電力大飯原子力発電所三、四号機再稼働要請を決めた政府に対し、倒閣を宣言→後に撤回
・2012年5月 大飯原発の再稼働について「基本的には認めない」と発言した翌日に「事実上、容認する」と撤回
・2012年6月 「大阪都」構想実現が成立した場合、大阪維新の会が国政進出しない可能性に言及したものの。4日後に撤回
・「日本の電力はあり余っている」「プロパガンダには騙されてはいけない」「産業での節電など全く要らない」などと発言するも、その後「実際に停電になれば自家発電機のない病院などで人命リスクが生じるのが大阪の現状だ。再稼働で関西は助かった」と発言。


原口一博 (1959年-)
一番分かり易いB層政治家。政治そのものへの信頼を破壊する存在。仮にも総務大臣を務めた人間のグーグルアース発言には本格的にあきれた。小物界の大物。
閣僚懇談会を途中退席してまでバラエティ番組に出演したり、ツイッターに夢中になって参院予算委員会に遅刻したりとB層対策に余念がない。あだ名は「風見鶏」「ラグビーボール」。
◎矛盾した発言の歴史↓
・「小泉純一郎元首相が実践した分断の政治、敵を作ることで自らのレゾンデートルを確立するというやり方は、二流の政治です。偏差値エリートは得てして答えはひとつだと決めつけて、分断しがちになる。しかし、民主党が目指していきたのは連帯の政治です。」(週刊現代 2010年10月16日号)

「政権交代の原点を見失い、既得権益にしがみつくのであれば、たとえそれが民主党であったとしても、我々の同志ではない。(中略)彼ら「民主党B」とは、袂を分かたなれればならない。」(月刊日本2011年3月号)
・「(菅内閣不信任案に対して)私たちが野党の不信任案に一票を投じるというのは断腸の想いです。しかし100年の悔いを残さないためにはこれが今のとりうる最善の手である」
翌日↓
「もともと野党の不信任案に乗るなんて邪道なんですね。」
◎「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーである原口一博の行い↓
・菅内閣の閣僚になった途端に、参拝の「さ」の字も言わなくなる
・2009年9月 総務省内に「A級戦犯」の合祀の有効性を検証する部門を設置しようとした(小沢一郎が分祀論をぶちあげた)
・戦争責任者を合祀して、その者をも顕彰するというのでは「靖国」の本旨に照らしても一考が必要だし、不戦の誓いと言っても戦争被害者の共感は得られないだろう(平和)
◎その他トンデモ発言↓
・「レジスタンスとテロリストは紙一重ではないか?」(平和)←レジスタンスとテロリズムを分けるのは暴力の有無ではない。ジュネーブ条約によりレジスタンスは正当性が認められている。
・「私は法と正義に基づいて執行する。これが文民統制(シビリアン・コントロール)である」←文民統制とは政治家が軍隊を統制すること


↑こういう人たちがテレビのモニターでドヤ顔してる様を見るにつけて、


まともな人間は政治家にはならない


よなと結論付けるボクは早計で浅はかな人間なのでしょうか?

ところで、「日本をダメにしたB層の研究」の著者である適菜氏の思想は少々興味深い。彼は、民主主義はキリスト教カルト(平和主義、平等主義は、絶対存在である神を想定しないと出てこない発想)であり、その本質は反知性主義であると言います。そして、政治において重要なことは、民主主義を廃棄することであり、自由な言論の場である議会の民主化を推進する勢力(民意を利用する政治家)から守り抜くことであると言います。
また、地方分権は中央集権体制の下に成り立つと考え、地方分権の背後に貫かれているのは既存の権力構造を転覆させるための革命の論理と言います(地方分権や道州制は最も分かり易い国家解体の原理)。

相当ラディカルな思想だよね。ちょっとボクにはハイブローすぎます。それでいてポスト民主主義については言及していない。プロの政治家が政を取り仕切ることが理想のようだけど、それを実現させるための方策は不明だ。ボクも民主主義(というか民主制)は欠点だらけなシステムだと思うけど、一番マシなシステムであるとも思います。また、適菜氏は地方分権や首相公選制を否定してるけど、大統領制や連邦国家についてどのように考えているか知りたいものです。

2013年6月15日土曜日

バカに支配される国

神田にある味噌とチーズがウリという店、鍛冶二丁に行ったときのメモです↓

-神田個室鍛冶二丁 memo-
千代田区神田鍛冶町2-2-9 共伸会館7F
TEL: 03-3254-5655
(株)コズミックダイナーが運営
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
・モッツアレラチーズの揚げだし (609 JPY)/ これは秀逸。食感が楽しい。
・旬魚のなめろう(サーモン) (609 JPY)/ ご飯が欲しくなる味。フィニッシュのビターな感じが大人な感覚。
・ホルモン味噌漬け鉄板焼き (609 JPY)/ 噛み切れない部分多く、イマイチ。
・牛ロースの朴葉焼き金山寺味噌 (1,344 JPY)/ 普通
・枝豆の塩麹鉄板焼き (504 JPY)/ ごま油を振りかけているからだろうか?とても芳ばしい香り。味は意外と普通で上品でおとなしめの味に仕上がっている。
・フライドポテト チーズクリームのせ (609 JPY)/ チーズクリームのキックが凄い。fattyかつcreamyでイイね
・チーズ4種盛り合わせ (1,029 JPY)/ ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)はボクには大人過ぎた。ウォシュタイプとシューブルタイプはGood!
・嘗め味噌の5種盛合せ 旬野菜添え/ 5種の嘗め味噌は、コチュジャン味噌、バジル味噌、レモン味噌、バルサ味噌、葱味噌(だったと思う)。総じて旨かったんだけど、バジル味噌の強烈な香りがとても印象的。

発酵×発酵のシナジー料理ではなく、「味噌」と「チーズ」の個別料理ミックスの店と思いますが、なかなか良かったです。けっこう楽しめました。店員の接客態度は良好でよく教育されていると思いました。再訪の価値有りと思います。


閑話休題


日本をダメにしたB層の研究」を読了しました。


   鳩山由紀夫「どうぞ戦ってください」(政治資金規正法違反事件で検察の追求をうけていた小沢一郎に対して)

菅直人「改めて法律を調べてみたら(総理大臣は)自衛隊に対する最高の指揮監督権を有すると規定されている」

↑あの懐かしい民主党政権時代の総理の発言です。
国家のトップが国家権力との闘争を唆したり、改めて法律を調べてみないと自衛隊の最指揮権がどこのあるか分からない人間が総理となり国家の舵取りをする。まさに、我が国はバカに支配されているといっていいでしょう。

そして、そんなバカな総理を選出するのは国会議員で、国会議員を選出するのは我々国民になるわけです。

ところで、小泉内閣の進める郵政民営化政策に関する宣伝企画の立案を内閣府から受注した広告会社「スリード」が、有権者を四分類しました(2005年)↓

A層:財界の勝ち組企業、大学教授、マスメディア(TV)、都市部ホワイトカラー
B層:小泉内閣支持基盤、主婦層&若年層が中心、シルバー層、具体的なことは分からないが、小泉総理のキャラクターを支持する層
C層:構造改革抵抗守旧派
D層:既に(失業等の痛みにより)構造改革に恐怖を覚えている層

郵政選挙では「B層」という大勢の「流されやすいおバカさん」を巧みに誘導することとで、クリティカル・マス超えに成功し、政権交代選挙では馬の鼻先に人参をぶら下げるよろしく「絵に描いた餅」で「B層」の歓心を買うことに成功したと思います。


選挙は「バカの風」に乗ることが重要


そういった結論が導き出せると思うのは、ボクだけでしょうか?